toremorの旅手帳

鉄道と旅行と温泉と。大学生の放浪の様子をご覧ください。

【上田電鉄×しなの鉄道】2社使える一日乗車券、軽井沢・別所温泉フリーきっぷ

上田電鉄としなの鉄道の一部区間が一日乗り放題!

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上田電鉄としなの鉄道の一部区間に乗車できる、軽井沢・別所温泉フリーきっぷ。きっぷの台紙には両社の絵柄が描かれている。

今や貴重な115系が主力となっている路線「しなの鉄道」、そして廃線の危機から全線復活を遂げた「上田電鉄」

長野県の東側、東信と呼ばれる地域には魅力的な路線があります。

 

今回は一日にしなの鉄道の一部(軽井沢~上田間)と上田電鉄(全線)が乗り放題となる、軽井沢・別所温泉フリーきっぷをご紹介します。

あまり知られていませんが、結構お得なきっぷですよ~

 

 

「軽井沢・別所温泉フリーきっぷ」の発売箇所とお得な料金

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別所温泉駅の窓口は17:00に閉まります!

軽井沢・別所温泉フリーきっぷは、軽井沢~上田~別所温泉が一日乗り放題となるきっぷです。

このフリーきっぷは特性上、しなの鉄道と上田電鉄の両方の駅で販売されていて、通年で買うことができます。

 

  • しなの鉄道…軽井沢、中軽井沢、御代田、小諸、滋野、田中、大屋、信濃国分寺、上田駅
  • 上田電鉄…上田、下之郷、別所温泉駅

 の窓口で購入することができます。

 

窓口が夕方には閉まってしまう駅もあり、駅によって開いている時間が異なるので注意が必要です。

どちらで購入してもデザインは同じで、券売機では買うことはできません。

 

料金は

  • 大人…1880円
  • 子供…940円

となっています。

 

参考までに別所温泉から軽井沢まで、定価で上田電鉄としなの鉄道を乗り継いだ場合、片道大人1480円です。

どこかで途中下車したり、往復使用するだけでもかなりのお得感があります。

 

橋梁崩落を乗り越え開業100周年を迎えた「上田電鉄」

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別所線100周年を記念して日本遺産・レイラインラッピングが施された車両。

台風で橋梁崩落という甚大な被害に見舞われながらも、先日見事に全線で復旧した上田電鉄は今年で開業100周年。

幾度となく廃線の危機を迎えましたが、住民やこの路線を愛する人たちによって今日まで走り続けています。

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塩田平を行く別所線。

どうしてそこまで人を惹きつけるのか。

喉かな塩田平を走る別所線に揺られながら、信州の鎌倉「別所温泉」を目指すとその答えが分かるかもしれません。

 

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国鉄車両も新型車両もそれぞれ魅力的な「しなの鉄道」

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観光列車「ろくもん」と軽井沢リゾート号。

国内で、特に東日本では数少なくなった国鉄車両である115系。

しなの鉄道では現在でも一線で活躍していますが、その栄光もそう長くは続きません。

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115系の旅を楽しめるのも、あと少し。

 

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一方で新型車両として導入が進められているSR1系は、自社発注の完全新造車です。

休日に走る特別快速「軽井沢リゾート号」は、停車駅をかなり絞った特急並みの運転をする列車もあります。

軽井沢・別所温泉フリーきっぷでも追加の指定券を購入すれば乗ることができます。

 

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かつて信越本線を駆け抜けた「特急あさま」の追体験。

車両こそ変わってしまいましたが、圧巻の走りを楽しめます。

新幹線との接続駅で買えるので使いやすい

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北陸新幹線長野開業に際して廃止された軽井沢ー横川間。現在でも廃止前の駅名標が保存されている。

軽井沢・別所温泉フリーきっぷは新幹線と接続する上田駅・軽井沢駅でも購入することができます。

購入の際はしなの鉄道・上田電鉄の窓口へ、みどりの窓口では残念ながら買えません。

 

上田電鉄は日中1時間に1本、しなの鉄道はそれ以上の本数がありますので割と気軽に乗りに行けるのも魅力的です。

 

まるでアフェリエイトみたいですけれど……東信に鉄道でお出かけの際は、ぜひ便利でお得な軽井沢・別所温泉フリーきっぷを使ってみてください!

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中塩田駅の駅舎。降りて見たくなる駅がそこにはある。



 

 

【信州の野湯】廃道と温泉のコラボ、赤怒谷温泉に浸かる

上高地至近にある松本市内の「野湯」

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パイプから豪快に温泉が注がれる「赤怒谷温泉」。

「野湯」とは、源泉が出ているのにも関わらず、それを利用した商業施設が存在しない温泉を指します。

一口に「野湯」と言っても、蛇口からただ流れ出ているだけの温泉もあれば、川の脇から温泉が湧いていて川の水と混ぜれば浸かることができる温泉まで多種多様です。

 

今回は上高地付近に位置する「頑張れば浸かれる」ぐらいの温泉をご紹介します。

見どころは廃道と野湯のコラボレーションです!

 

 

国道から歩いて5分、廃道を歩く

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付近には温泉の影響で変質した岩肌が露出している。

上高地の入口である「釜トンネル」の手前、「赤怒谷(あかぬたに)トンネル」の入口からスタートです。

トンネルの前に車が2台分くらい置けるスペースがありまして、ここから歩くことになります。

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トンネルの脇の道を進む。

トンネルのすぐ脇に廃道(国道の旧道)が続いています。

「廃道」と言っても手入れがされていて、藪こきする必要はありません。

ここはかつて国道だった部分で、この道幅で観光バスがすれ違うこともあったようです。恐ろしい……

 

途中道に穴が開いていたりと「廃道感」が出ています。

その割にちゃんとポールが立っていまして、人の手が入っていることも分かります。

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道路には穴が…

赤茶けた未舗装(?)の道を進んでいくと、硫黄の香りと何やらモクモクとした煙が……

轍もあるので、ここまで車が入ったことがうかがえます。

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道の先には煙が…

近づいてみると、豪快な音と硫黄の香りが漂ってきます。
道路からも煙が出ていますね~

これが赤怒谷温泉です!

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豪快な煙の正体は「温泉」。

廃道の洞門の先には…

豪快にパイプからガスと温泉が噴出していますが、もう少し道を進んでみようと思います。

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温泉より先には洞門がある。「取入隧道」と書かれている。

素晴らしい洞門が見えてきました。

廃道ファンが心躍る理由も良く分かるような気がします。

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洞門内は舗装されていた痕跡がある。

構造物としての美しさに見とれていたら、鉄骨が見えてきました。

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一部は鉄骨で支えられている。

特に損傷が激しい箇所は無く、そこまで危険な感じはありませんでした。

筆者は大学の関係でヘルメットを持っているので、念のため着用して行きましたけれども……

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対岸は崩れている。

対岸側の岩盤は崩れていて、温泉によってグサグサになっています。

洞門を振り返ると……

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良いカーブですね~!

 

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洞門の先には温泉を取り入れる施設がある。

取入隧道の先には、道路の真ん中に源泉の施設があります。

明らかに廃道になってからできたものだと思います。

 

ここのメンテナンスのために未だに旧道が手入れされているのかもしれません。

どこの温泉の源泉になっているのか、なっていたのか分かりませんが、現役で稼働していました。

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この先は荒れているので、引き返す。

引き返して、いよいよ野湯へと向かいます。

 

野湯「赤怒谷温泉」に浸かる

先ほど、湯気がパイプから出ていたところに戻りましたが…あれ……

おとなしくなってしまいました。

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パイプの下にくぼみがあり、ここに浸かることができる。温泉の噴出が止まってしまった。

しかし、こういう「生き物」みたいな感じが野湯の魅力なのかもしれません。

川の方へ降りて、温泉を楽しみたいと思います。

 

ガードレールを跨ぎ、少しずつ高度を落とします。

斜面は急で足元が悪いので、慣れていない方はかなり注意した方がいいです。

沢靴のようなものを履いておくと楽です。

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壁に這うような形で降りていく。足元には温泉の沈殿物が…

温泉が出ていれば、豪快に源泉が注がれる様子を堪能できそうですが、出ていない方が安心して川まで降りられます。

先ほどまであれだけ温泉が出ていたのでまだ温かいかも…という期待をもとに、温泉が溜まっているところへ向かいます。

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河原にはいくつかくぼみがあり、ここに温泉が注がれる。

少しだけ水たまりから湯気が出ていたので、手で触るとぬるめの温泉に仕上がっています。

深さはあまりないので、足湯することにしました。

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温泉の体感は37℃くらい。肌がツルツルになる。

肌がツルツル、ほんのり硫黄の香りがいたしまして、温度も温めですがいい感じです。

地球初期の生命は、こういう温泉の湧くところで生まれたという説もあります。

だから気分が良いのか~

 

景色も良く、豪快に流れる梓川が野湯の雰囲気を盛り上げてくれます。

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この川は「梓川」の上流部。

梅雨時になって梓川の水位が上がってしまうとしばらくはお預けかもしれませんね~。

実際国道から歩いて10分程度でここまで降りられるので、意外と気軽な野湯だと感じました。

 

話は逸れますが、上高地付近は実は火山地帯で、活火山の「焼岳」や「アカンダナ山」が近くにあります。

上高地の入口にある大正池も、焼岳が噴火してせき止められてできたものです。

 

そしてその火山地帯をぶち抜いたのが「安房トンネル」。

工事中に水蒸気爆発が発生し、犠牲者が出てルートが変更になった過去があります。

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ルートが変更となって橋脚だけ残った「安房峠道路」の計画ルート。

色々と大変な歴史もありますが、このような秘湯を満喫できるのも火山のおかげかもしれませんね~

 

上高地周辺は秘湯が多数!

今回はかなり個性的な「赤怒谷温泉」をご紹介しましたが、周辺にも多数の秘湯があります。

一軒宿の坂巻温泉中の湯、新たに掘られたさわんど温泉も魅力的です。

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赤怒谷温泉に一番近い旅館は「坂巻温泉旅館」。こちらも日帰り入浴ができる。

足をのばせば、白濁した温泉の白骨温泉乗鞍温泉、県境を跨げば平湯温泉もあります。

 

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個性あふれる上高地周辺の温泉、ぜひ堪能してもらいたいです!

 

↓赤怒谷温泉の位置。「中の湯」バス停から歩くこともできる。

 

転車台が現役!「直江津D51レールパーク」を楽しむ

2021年にオープンした直江津の新たな観光スポット

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直江津D51レールパークの展示車両は413系とD51がメイン。

「新潟県鉄道発祥の地」と呼ばれる直江津駅から徒歩5分。

2021年4月末に、えちごトキめき鉄道が新たな鉄道テーマパーク「直江津D51レールパーク」をオープンさせました。

 

D51の体験乗車ができるほか、先日七尾線から運ばれてきた413系のうち「クハ412-6」が展示されています。

今回は小規模ながら子供から大人まで楽しめる施設としての「新たな魅力」に迫ります。

 

直江津駅から徒歩5分の好立地!

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現在直江津駅に停車する旅客列車は1~2両で運行されることが多い。それに対してホームは長大でかつての栄光を感じさせる。

かつては数多くの特急列車が発着していた直江津駅。

「直江津駅が好立地ではなくなってしまった…」という悲しいご指摘は置いておいて、駅から歩いて5分のところに、「直江津D51レールパーク」があります。

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直江津駅南口から徒歩5分。道しるべもあちこちにある。

直江津駅から線路沿いに歩き、車庫の前がレールパークの入口です。

プレハブのような詰所で料金を支払い、中に入ります。

JRの車両センターの公開に近い雰囲気がありますね~

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直江津D51レールパークの入口。意外と見落としそうなので注意。

入場料は大人1人1000円で、基本的に土休日のみの開館です。

「このスペースで1000円か…」と最初正直思いましたが、この施設はただ車両を眺めるだけの場所ではないのです。

 

展示車両と施設を見る

まず入場すると、扇形をした車庫に入ることになります。

展示している車両は緩急車と413系先頭車、D51です。

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メインとして展示されているD51 627とクハ412-6。

413系の先頭車(クハ412-6)

かつて七尾線で活躍していた413系の先頭車で、こちらの車両もえちごトキめき鉄道がJR西日本から受領したものですが、展示用として使われています。

 

外観は急行色に綺麗に塗り替えられていて、方向幕は「直江津」になっています。

先頭の種別の幕、確かこの車両にはもともとついていませんでしたのでステッカーなのでしょうか……。

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クハ412-6の外観。

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方向幕は「直江津」。

車内はほぼ当時のまま、ボックスシートが並んでいます。

茶色のシートにやたらと目立つ警戒色の取っ手やつり革が、JR西日本っぽいですね~

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車内はほぼそのまま残されている。

ポスターに関しては復刻して印刷したものが飾られ、車端部はお土産コーナーとなっています。

特急そよかぜでも軽井沢まで2時間…意外と早いですね~

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車内には復刻された広告が貼られている。

車端部はお土産コーナー。

運転室も公開されていて、中に入ることができます。

運転席にも座ることができ、子連れの方に人気でした。

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クハ412-6の運転席。

運転席からは北陸線の運転時分も確認することができます…

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運転時分を確認。

方向幕も北陸線と七尾線系統のものが入ってますね~

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方向幕のラインナップ。

蒸気(?)機関車(D51 827)

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D51 827は動態保存されている。

そして、こちらが主役のD51 827。

動態保存されています。

 

蒸気(?)と言っているのは、動力が圧縮空気によるものに変更されているからです。

元は中央西線を走行していた車両で、引退後個人→企業の手へと渡り、企業が「圧縮空気による動態保存」を決定。

「火を使わずに」走るSLとなりました。

 

そのSLがえちごトキめき鉄道のこのレールパークで活躍しています。

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「トキ鉄」の文字も。

「蒸気で走らないなんて…」という感じがしますが…やはり火を入れて走らせるとなると免許やらメンテナンスやらで莫大な費用となるものです。

この圧縮空気式のSLは、そうした動態保存へのハードルを下げることができる画期的なものでもあります。

 

現役の転車台と車両基地 

車庫を出ると目の前に転車台があります。

こちらは現役で動くことができ、SLの乗車体験の際に実際に稼働しているところを見られます。

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転車台は現役。

SLの乗車体験の際は、この転車台を使ってD51を回して……

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体験乗車用の車掌車。

この綺麗になった車掌車に連結する様子を見ることができます。(後述)

 

また、展示施設外ですがえちごトキめき鉄道の車両センターに併設されているので、通常の車両も見ることができます。

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車両センターに停車しているえちごトキめき鉄道の車両。

SLの乗車体験の時間に行くのがおすすめ

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乗客は綺麗な(笑)緩急車に乗車する。

このレールパークの一番の見どころは、D51の乗車体験だと思います。

蒸気機関車を車庫から転車台に出し、回して車掌車に連結する様子を見ることができます。

 

乗車体験をするためには、入場券を準備して指定された時間に整理券を受け取る必要があります。

現在は空いているので長時間並ぶ必要はありませんでした。

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SL乗車体験の時刻と整理券。

乗車時間前になるとD51が出庫します。

圧縮空気式D51が起動し、前照灯がつき徐々に前進します。

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出庫するD51。

そしていよいよ転車台へ…台の長さはこんなにギリギリなんですね~

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D51は転車台へ。

ゆっくりと回転し…

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ゆっくりと方向転換。

バックで先ほどの車掌車に連結します。

ここまででも見た目でお分かりかと思いますが、蒸気を使わないだけあって相当おとなしいです…

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車掌車へ連結。

この作業が終わると私たちは乗車となります。

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連結部分。

車掌車の内部は綺麗になっていて、一般の人が見れば普通のトロッコ列車かもしれません。

デッキにも立つことができます。

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車内は比較的綺麗。

このままバックでゆっくりと進み始めます。

蒸気では動かないのでかなり静かです。

体感で大体25km/hくらいまで上がり、意外とスピード感があります。

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結構な速度でJR東日本の車両の脇を通過。

直江津駅のホームのあたりまで進み停車。

距離は短いですが結構楽しめます。

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直江津駅のホームのあたりまで進む。

ホームから見た方が存在感があるかもしれません。

数分停車したらまた元の位置に戻ります。

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留置線の奥がレールパーク。

やっぱりD51は存在感が違いますね~

後ろから見てもかなり格好いいです。

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元の位置に戻る。

そしてこの仮乗降場のようなホームに到着。

D51はこの後再び転車台にのり、入庫します。

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転車台へ進むD51。

「モクモク」は蒸気発生装置で発生させている偽物なんですが、良くできています。

車庫に入るとまた格好良いです。

蒸気で走らなくてもこれもまた有りだな~なんて思います。

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このSL体験乗車は大変魅力的ですが、時間が決まっているため事前に確認しておくことをおすすめします。

えちごトキめき鉄道、レールパークのほかに413系の急行列車の運行を計画していて、今後も目が離せません。

地方私鉄が盛り上がっていくのはとても楽しみですね!

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直江津駅のえちごトキめき鉄道の時刻表。「急行」の文字がすでにあるが、未だ運行されていない。

 

【大糸線直通】長野に行かない、臨時特急「しなの81・84号」乗車記

運行経路が違う、珍しい臨時特急

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大糸線に乗り入れるたった4両編成の「特急しなの」。

中央西線・篠ノ井線の特急「しなの」は通常、名古屋ー長野間を結んでいます。

6両から10両編成を組んで山岳路線を車体を傾けて高速で進み、迫力のある特急らしい列車です。

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定期列車の特急しなの。先頭はパノラマグリーン車となっている。

先頭のグリーン車からは前方を眺めることができ、この「パノラマグリーン」も特急しなのの楽しみの一つです。

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一方、今回ご紹介する「特急しなの」はそんなイメージを覆します。

先頭にパノラマグリーンはなく、途中からゆっくりローカル線を走り、4両編成。

定期列車が運行する経路を外れるため、いつもの終着駅である長野駅には行きません。

 

稀に運行される大糸線直通、名古屋ー白馬間を結ぶ臨時特急しなの81・84号をご紹介します。

 

 

優等列車で賑わうハイシーズンの大糸線

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特急が発車した約10分後にも特急が走るハイシーズンの大糸線。

大糸線は通常の平日には普通列車がほとんどで、「特急あずさ」が一往復だけ乗り入れるだけとなっています。

一方でハイシーズンの休日になると、臨時の特急あずさや今回ご紹介する臨時のしなの、快速リゾートビューふるさとなど、優等列車の乗り入れが増えます。

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かつての登山・スキーシーズンとは大きく見劣りしますけれど、今でも大糸線が優等列車で賑わう光景が見られるのは楽しいですね~

 

今回目当ての「臨時特急しなの81号」の前には、定期列車のあずさ号が走っています。

松本駅まで12両でやってきて切り離し、大糸線へは前9両が乗り入れます。

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定期列車のあずさは松本駅で切り離し作業を行い、9両が南小谷まで乗り入れている。

 

大糸線直通、しなの81号に乗る!

JR東日本の指定席券売機ではきっぷが買えない

さて、今回松本から乗車するのは「臨時特急しなの81号」。

きっぷを買おうと指定席券売機に向かいましたが…

あれ…画面に列車がない…

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大糸線に直通するしなの号のきっぷはJR東日本の券売機で買えない。

結局、みどりの窓口できっぷを購入しました。

JR東日本エリアで大糸線に直通するしなのに乗るためには、券売機では買えないようです(そういうお客さんはほぼいないと思いますが…)。

 

通常のしなのと運行経路が違う

通常の特急しなのは名古屋から中央西線、塩尻から篠ノ井線、篠ノ井から信越線を走行して長野まで向かいますが、このしなの81号は途中松本から大糸線に入ります。

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しなのの運行経路。臨時特急しなの81号は運行経路が異なる。

この列車はそのために、県庁所在地である長野駅にはいきませんし、姨捨の景色を見ることもありません。

延長運転をする臨時の特急は多いですが、同じ名称で運行経路が異なる列車は稀な気がします。

 

名古屋から4両編成でやってくる「しなの81号」

普段の特急しなのは6両~10両で走っていますが、なんとこの列車は名古屋から4両編成でやって来ました。

先頭のグリーン車に乗車します。

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松本駅にやってきた臨時特急しなの81号。名古屋から4両編成でやってきた。

ご覧の通りパノラマグリーン車ではありませんが、ちゃんとグリーン車が連結されています。

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付属編成にもグリーン車が存在する。

この列車(付属編成)のグリーン車とパノラマグリーン(基本編成)の1号車1番C席からの景色を比較すると……

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上:付属編成のグリーン車1号車1番C席

下:基本編成のグリーン車1号車1番C席

 

流石に違いが出ますが、付属編成でも前面の景色を見ることはできます。

逆に4両編成でもグリーン車が連結されている点が驚きです。

グリーン車の乗客は数人といったところでした。

 

座席に目を向けると、こちらは立派な4列の座席が並んでいます。

個人的にはこの座席も好きな部類に入ります。

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グリーン車の車内。

定期列車とのギャップを堪能

列車は大糸線にゆっくりと入り、北アルプスを望みながら時には80km/hほどのスピードを出しながら進みます。

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左手に北アルプスの山々を望む。下の写真で富士山のような形をしている山は有明山である。

分岐器やカーブの手前でがくんと減速しながら、豊科、穂高駅と停車していきます。

特急しなのではなかなか味わえない、のんびりとした走り方です。

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穂高駅に停車する特急しなの。

中央西線でカーブに差し掛かると車両を傾けて高速で走り抜けていく姿とは対照的で、これはこれで面白いです。

大糸線内では車体傾斜の機能を切っているのかもしれません。

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単線の線路をのんびりと北へ進む。奥にはかすかに白馬の山々が見える。

信濃大町駅で数人が下車をして、列車は仁科三湖の脇を通り抜けていきます。

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湖の景色を左手に見ながら、列車は北に進む。

ここで筆者は気づきました。

付属編成は1号車1番C席より、D席の方が景色を見やすいということに……

 

ヤナバスキー場前駅の近くを通り過ぎましたが、跡形もなくなっているようです。

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写真右手が旧ヤナバスキー場前駅。跡形もない。

佐野坂峠という峠を越えたら、眼下に白馬の街が見えてきます。

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佐野坂峠を越え、白馬の街を目指す。

神城駅に停車する唯一の特急

この列車は信濃大町駅の次に「神城駅」に停車します。

おそらく現在、神城駅に停車する急行・特急列車はこの臨時のしなの号しか存在しないと思われます。

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神城駅に停車する特急はこの臨時のしなのしか存在しない。

神城駅を出ると数分で白馬に到着します。

白馬駅は3番線に入りましたが、線路が錆びついていてほとんど利用された形跡はありません。

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白馬駅に到着した特急しなの。

白馬までの特急しなの号、普段にはない楽しみ方ができて面白い列車でした!

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筆者は白馬駅から歩いて5分ちょっとの「ききょう屋」へ。1000円で美味しい海鮮ランチがいただける。意外と日本海が近いので海の幸も美味なのです。

折り返しの特急しなの84号に乗車

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臨時のあずさと並ぶ臨時のしなの号。白馬駅にて。

温泉に入ったりご飯を食べたりした筆者は、天候の悪化を受け折り返しも特急「しなの」に乗車することにしました。

帰りは自由席に乗車しますが、これまたあずさ号から自由席が消滅した現在の大糸線では貴重です。

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大糸線内で特急の自由席に乗ることも現在では困難となった。

景色は正直同じですから、この列車の面白いところをパパっと見ていきます…

しなの81号もそうなんですが、臨時のしなの号にもちゃんと自動放送が入っていて、停車駅の案内もしっかり流れます。

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臨時列車であるが案内表示も流れる。

383系は前面だけではなくて、側面からの景色も良く見えます。

大糸線の景色をワイドビュー。

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側面からも良く景色が見える。

しなのに乗りながらしなのの乗換案内を聞く?

そして松本駅へ…このタイミングにこの列車の面白さがあります。

大糸線からゆっくりと篠ノ井線に転線していきます。

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大糸線のホームを眺めてゆっくり篠ノ井線のホームへ。

「長野方面、特急しなの15号長野行は16:04~」

車掌さんの案内で特急しなの号に乗りながら特急しなの号の乗り換え時刻を聞きます。

運行経路が異なるために起こる変わった案内、全国でも同じ名称の在来線特急の乗換案内を聞けるのは稀かと思います。

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松本駅に到着。向こう側に止まっているのはE257系。少し懐かしさも感じる。

そして松本駅から4両のまま、しなの号が名古屋に向けて出発…

見慣れている人ほど違和感を感じることが多いと思います。

カメラを向けるコアなファンも多く…お見送りをして今回の行程は終了です。

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4両編成のまま名古屋へ向かう。

普段高速でカーブを長編成で駆け抜ける特急しなの号。

是非この車両が残っているうちに、この列車のギャップを堪能してみてください!

巨大地下壕と黄金色の温泉、長野市松代のディープな魅力

総延長数十キロにおよぶ巨大地下壕も…

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広大な地下壕が張り巡らされた、象山地下壕。太平洋戦争時には現在のNHKなどが入る予定だった。

長野駅周辺の周辺市街地から南へ13km、松代という街があります。

城下町の雰囲気や黄金色の温泉が魅力的なところです。

少し前までは鉄道も通っていました。

 

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さて、この松代にはかつて「日本の中枢を移す」という壮大な計画がありました。

それは、太平洋戦争時に大本営を東京から松代へ移すというもの。

計画は結果的には未完成でしたが、現在でもその面影を辿ることができます。

 

今回は信州の中でもなかなかディープな観光地、松代の魅力に迫ります!

 

 

武家屋敷と禅宗の寺を見る

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松代藩は当時信濃国で最高の石高を誇った。

江戸時代に信濃国で最大の石高を誇った「松代藩」が置かれたため、現在でも武家屋敷の跡を見ることができます。

 

中級武士のお屋敷が現存しており、現在でも中を見ることができます。

大正時代に再整備されたため、江戸時代の面影はほぼありませんがなかなか立派な庭園や茶室があります。

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山寺常山邸。入場無料。

もう少し山側へ歩くと、今度は禅宗のお寺が見えてきます。

こちらも庭が綺麗に整備されており、春の時期は桜の穴場スポットになります。

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黄檗宗象山恵明禅寺。手前の山門は開基当時のもの。

本堂も禅宗独特な感じで、少し中国に来たような感じがあります。

それにしても桜が美しい……

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本堂も禅宗独特な造り。江戸時代に大火で焼失、再建された。

もうすでにディープな感じがありますが、この美しいお寺の背景にある山の中には地下壕が張り巡らされています。

お次はいよいよ地下壕の中へ……

 

「松代大本営」の跡を探る

日本の中枢を移す「松代大本営」の計画では、松代周辺の3つの山に地下壕を張り巡らせ、その中に省庁などの建物や食糧庫を入れる予定でした。

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松代周辺の地下壕。

通信施設が入る予定だった地下壕(象山地下壕)は現在でも一部が公開されており、無料で見学できます。

また、大本営が入る地下壕は現在公開されていませんが、天皇が避難する予定だった建物が現存しており、外から眺めることができます。

 

今回は公開されている2か所を見に行きます。

象山地下壕の中を歩く

現在中を見学できるのは、現在のNHKなどが入る予定だった地下壕です。

見学コースはそのうち約500mの区間、行き止まりになっているので往復1kmほどあります。

全体の中では少しな感じがありますが、それでも結構な長さです。

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山の中に碁盤の目のように張り巡らされた地下壕、見学できるのは往復約1kmのエリア。

先ほどのお寺と目と鼻の先にある、採石場の見学入り口のような場所から入ります。

受付を済ませ、ヘルメットを着用します。なんと入場無料。

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ヘルメットを被り、地下壕へ。

地下壕内は電波は通じませんのでご注意ください。

ほぼ当時のままと思われる狭い坑道を進みますが、だんだん中は広くなっていきます。

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入口は狭いけれど…

永遠と続きそうな地下壕は、すでにただモノではない広さであることが分かる気がします。

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想像を超える長さの地下壕が残っている。

途中地下壕の壁を見ると、建設当時に付けられたと思われる掘削機の跡がいたるところに見られます。

とにかく物凄いマンパワーが短期間に投入されたわけですが、その労働の跡を垣間見た感じ。

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掘削機の跡が一面に残っている。

地下壕の建設には朝鮮人が使われたという記録が残されています。

朝鮮人を束ねるリーダー役も朝鮮人だったようで、これは反発を防ぐ狙いがあったとか。

こんな感じで器具が刺さったままのところもあります。

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器具が刺さったまま放置された部分を実際に見ることができる。

この広めな地下壕の中に小屋を建て、その部屋を省庁などに使う予定でした。

一部の地下壕では小屋ができていたようですが、終戦まもなくに撤去されてしまったらしいです。

 

内部に進むと直角に地下壕が交わり、街のようなつくりになっています。

ここの建設で発生した瓦礫はトロッコなどで運び出され、かつて存在した松代駅から貨物列車で全国へと送られました。

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碁盤の目のように張り巡らされた地下壕と、トロッコの枕木の跡。

公開されている部分はほんの一部ですが、筆者は往復だけで結構疲れてしまいました。

それほど広大な地下迷宮になっているわけです。

 

地上に戻りまして、今度は大本営が設置される予定だった地下壕を見に行きます。

天皇の「御座所」、大本営の地下壕も現存

車を利用して、今度はもう少し山奥に進みます。

「松代地震観測所」という施設が、大本営用の地下壕跡地につくられています。

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大本営の地下壕跡は、地震観測所になっているため立ち入りできない。

地下壕には入ることはできませんが、入口には案内が書かれていて、中の構造を知ることができます。

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地下壕の入口を覗くことはできる。

ここは少し変わった造りになっていて、地下壕の外に天皇や皇后が生活する拠点(御座所)が設置されています。

この建物が現存しているのです。

 

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皇族が避難する予定だった建物が現存している。

まずは地上の御座所へ皇族を避難させ、戦況が悪化したら地下壕へ、と2段階の避難を想定していたようです。

当然御座所と地下壕はつながっています。

 

以前は「天皇が避難するための地下壕」が公開されていたことがあり、かなり豪華な造りになっていたらしい(案内板の写真がそれ)ですが、現在では見ることはできません。

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建設当時から使われる建物は壁も厚く、頑丈である。

当時はこのようにむき出しに建物があったわけではなく、周辺を盛って半地下構造にしていたらしいです。

天皇の御座所は近づくことができます。

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天皇の御座所に近づく。

中を覗けるようになっていて、ベタっとくっついても問題ないとのこと。

と言うことでお宅拝見……

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中は普通の和室と言う雰囲気だが、木材は高級なものが使われている。

コンセントがあったりと、比較的生活感があるのは気象庁職員の詰所として改築、利用されていたかららしいです。

ですが確かに竿縁天井だったりと高級感は残されています。

 

振替って風景を見るとこんな感じ。

ちょうど山の陰に隠れる位置なんですね~

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こんな山奥に日本の中枢を移す計画があったのか…と不思議な気持ちになる。

大本営を追ったあとは、温泉へ…

 

黄金色の温泉に浸かる

さて、松代というと個性的な温泉があることでも知られています。

鉄分や炭酸、カルシウムなどの成分が濃い、黄金色の温泉です。

 

湯治場としての雰囲気を味わいたいのなら、加賀井温泉一陽館へ。

複数の種類の源泉を楽しむことができます。

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加賀井温泉一陽館の浴室。

また、松代温泉公民館で温泉に入れたりします。

黄金色の源泉がどんどん注がれるかけ流し、内風呂のみですがおすすめです。

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温泉主体の公民館は、昼間から賑わいを見せる。

観光として日帰り入浴や宿泊をするなら、国民宿舎「松代荘」へ。

近年リニューアルされ、露天風呂も設置されました。

自噴する温泉の迫力はここでも楽しむことができます。

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松代温泉は「ガス抜き」と呼ばれるプロセスを経てから注がれる。

城下町の雰囲気と太平洋戦争の面影、黄金の温泉と見どころが豊富な「松代」。

是非機会があれば訪れてみてはいかがでしょうか。

 

【廃駅】大正時代の駅舎が現存する長野電鉄松代駅を探索

2012年に廃止された長野電鉄屋代線

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屋代線の方向幕を備えた長野電鉄の車両。

長野ー湯田中間を結ぶ長野電鉄ですが、以前は屋代ー須坂間や信州中野ー木島間に路線が伸びていました。

以前伸びていたこれらの路線は、千曲川の東側を走行していたので「河東線」と呼ばれ、特に屋代ー須坂間は「屋代線」の愛称で親しまれました。

 

この「屋代線」、国鉄時代には上野から直通の急行列車も乗り入れていた路線でしたが利用客の減少から2012年に廃止されました。

 

廃線となった屋代線の設備は解体されたものも多いですが、途中駅である「松代駅」は現在でも開通当初から使われていた木造駅舎が現存しています。

今回は長野電鉄松代駅を探索しつつ、駅から歩いて行ける桜の隠れた名所「松代城跡」をご紹介します。

 

 

大正時代から使われた木造駅舎が現存

2012年で営業を終えた松代駅は、かつて2面3線、留置線を備えた比較的大きな駅でした。

廃止直前の松代駅の空中写真を見ても、島式ホームがあることが分かります。

駐車場となっている部分は留置線の跡のように見えますね~

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2012年の空中写真。

現在は島式ホームが撤去され、駅舎と単面のホームが残されています。 

島式ホームのあった場所は駐車場が広がった形で利用されています。

 

駅舎を見てみます。

趣のあるいい駅ですね~

1922年の建築当時から使われている駅舎です。

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松代駅の駅舎は現存している。

ほぼ現役当時のまま残っているのでしょうか。

耐震補強などはされず、入口には「地震があったら外に避難してください」という張り紙があります。

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駅舎の入口には外へ避難するよう注意書きが書かれている。

 

待合室へ入ります。

雰囲気が素晴らしい……

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待合室の中へ入ることができる。

この窓口の形から小荷物の取り扱いがあったことがうかがえます。

駅に小さな荷物が届くサービス、随分前に姿を消しましたが逆に現代の生活にはマッチしそうですよね~

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窓口もほぼ当時のまま。

窓口周りも、比較的綺麗に残されています。

と言うより「放置されている」という方が適切かもしれません。

 

松代駅の良いところは、駅員のいた側にも入れるということ。

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窓口を反対側から覗く。

私が小さかったらここで駅員ごっこをしていたに違いありません。

観光案内のためか、駅の隣にある海津城の説明のほか、家系図が飾ってありました。

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天井付近に観光案内が。

あちこち見回すと、安全綱領が残っていたりしました。

美しい字ですね~

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机の上に残されている安全綱領。

現存するホームと放置されている看板

駅舎だけでなく、ホームも残っています。

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駅舎側のホームは残されている。

かつてはこのホームのほかに島式ホームがありましたが、現在では解体されています。

列車が来そうな雰囲気は現在でも健在。

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松代駅のホーム。

この場に立つと、松代駅が解体されなかった理由が良く分かります。

乗車位置目標がそのまま残っていますね~

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乗車位置目標。

廃止当時はワンマン列車だったので、乗れるドアが限られていたようです。

ブザーや壊れた駅名標も残っています。

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ブザーや駅名標も残されている。

松代の「まつ」だけが残っていますね~

観光用の案内図もあります。

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松代周辺の案内地図。現代とほぼ配置が変わらないのでそのまま使えそう。

しかし、脇の方に目を向けると「保存」とは言い難い感じで放置されているものが…

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脇に放置される看板。

この看板は廃止当時に撤去したままのような感じがあります…

さらに奥を見ると…

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これは……

これは多分「信号てこ」と呼ばれる機器の一部で、手で操作してワイヤーを伝って信号が変わるものだと思います。

確かに屋根の下にはありますが、これも野ざらし……

 

私はこんな感じで現役の雰囲気が残る方が好きですが、この駅舎をこの先持続させていく困難さを知った気がします。

見られるうちに見ておいた方がいいかもしれません。

 

「松代大本営」の建設を支えた駅、現在はバスの拠点に

戦時中に、長野電鉄屋代線は「不要不急線」として休止する予定だったようですが、大本営を松代に移す計画のためこの路線は活用されることになりました。 

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松代大本営に関連した地下壕は現在でも見ることができる。ここの建設で出た岩石は松代駅に運ばれ、全国へと送られた。

松代の山中を掘った余りの岩石(ズリ)は、長野電鉄屋代線松代駅から各地に運び、厚木基地や三沢基地の滑走路にも使われたようです。

 

国の「秘密裏に大本営を松代に移す」計画でしたが、結局貨物列車が松代駅に頻繁にやってくるので地元住民の間ではバレていたなんて話もあります。

いかにもありそうな話……

 

戦後しばらくこの路線は残りましたが、2012年に廃止されバス転換されました。

松代駅は現在、長野方面と須坂方面のバスが発着するターミナルとして使われています。

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アルピコ交通のバスが長野方面、長電バスは須坂方面に走っている。

 電車より本数も多く、地域の方は屋代線廃止後の方が使いやすいのかもしれません。

タクシーもバスも来るので、まるで現役の駅のようで寂しい感じはありません。

 

素晴らしい雰囲気が残る松代駅。

いつまで残せるか不安な部分もありますが、交通・観光の拠点として残ってほしいですね~

車で行くと長野ICのすぐそばにありますよ!

 

松代駅近くにある松代城跡

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駐車場を抜けるとすぐに海津城がある。

駅のすぐ隣には、武田信玄が築城した海津城(松代城)跡があります。

櫓や門は復元ですが、なかなかの風情です。

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海津城跡。

ここも穴場的な花見スポットで、石垣と桜のコンビネーションを見ることができます。

松代駅に訪れた方はこちらも是非~

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海津城跡は桜の穴場スポットでもある。



 

 

 

 

【祝・完全復旧】上田電鉄別所線、全線開業初日の記録

あの「赤い鉄橋」が完全復旧!

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完全復旧を果たした上田電鉄別所線。

上田電鉄別所線は、2019年の台風で橋梁が崩壊する被害に見舞われました。

上田ー城下間で復旧工事が進み、ついに2021年3月28日、全線での運転が再開されました。

  

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今回は全線にわたり運行が再開された、上田電鉄別所線初日の記録をご紹介します!

 

 

開業初日は運賃無料で運行

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開業初日は運賃が無料となった。

全線で運転再開する初日となった2021年3月28日、乗車運賃は無料で運行されました。

手書きの案内がまた心温かい雰囲気を出していると思います。

 

地元の方を中心にお祭りのようなムードで、上田駅には別所線を利用しようとする人が列をつくっていました。

以前の様子と比較すると、より一層復旧した実感が得やすいですね~

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上:代行バス運行時。

下:完全復旧初日。

完全復旧した「赤い橋」を間近で観察!

台風被害で橋梁の一部に被害を受けた千曲川橋梁(通称:赤い鉄橋)

トラス橋の形は完全に維持したまま、綺麗に復旧しました。

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上:2020年7月。

下:2021年3月。

別所温泉側の端の1区間が修復されたところです。

近くに寄ってみます。

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リベット打ちが鮮やかな千曲川橋梁。

リベット打ちがとても印象的な橋梁です。

1924年につくられたこの鉄橋、約1世紀あまり使われています。

開通当時からの独自設計のトラス橋となっており、街のシンボル的な存在となっています。

 

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一番手前のトラス橋が今回復旧した。

個人的にもなかなか格好良い橋だと思います~

不思議ですが「赤」というカラーリングが街に溶け込みます。

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ピカピカの架線もついている。

架線に目を向けると、まだピカピカの状態になっています。

まるで新規開業の路線のようです。

 

トラスとトラスの間に目を向けると、新たに直された部分と既存の部分の違いが分かります。

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左が修復された部分、右が既存の部分。

橋脚は流されずに済んだので、建設当時のままです。

 

鉄橋近辺の線路も、新しく作り変えられています。

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バラストも新しくなった。

「赤い鉄橋」を別所線で渡る!

千曲川を渡り、「赤い鉄橋」の反対側へ移動しました。

一時は代行バスとの乗り換えのターミナル駅として機能した城下駅。

3/28をもって有人駅から無人駅に戻ります。

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城下駅はこの約1年半の間、代行バスとの乗り換えのターミナル駅だった。

線路の先にあった車止めは撤去され、出発信号には灯りがともっています。

復旧した実感が湧きますね~

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車止めは撤去され、信号も使えるようになった。

上田方面から列車が入線してきました。

3/28は臨時ダイヤとなっており、時刻表に記載のないような列車も多く運行されていました。

城下駅で車両交換し、筆者は上田方面に乗車します。

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城下駅で車両交換。

城下駅を発車後、すぐに「赤い鉄橋」を渡ります。

丸窓から赤い鉄骨を眺められるのは、約1年半ぶりの光景です。

あたりまえだったこの光景も、今日とばかりは感動のシーン。

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丸窓電車で赤い鉄橋を渡る。

代行バスで10分前後かかっていたこの区間を、列車は2分程度で通過します。

終点、上田駅に到着です。

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上田駅に到着した別所線。

開通記念のヘッドマークも掲げられていました。

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ヘッドマークも掲げられた。

「赤い橋」に向かう出発信号機が青。

この先も街に愛される鉄道として歩んでいくことでしょう。

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一年半灯ることのなかった出発信号機も、今日から再び活躍することになった。

乗車した列車の折り返しを記録程度に撮影。

赤い鉄橋に丸窓電車、なかなかに映えます。

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折り返しの列車が「赤い鉄橋」を渡る。

上田電鉄の復旧を祝うしなの鉄道

ところで、別所線の開通はほかの地方私鉄もお祝いをしていました。

しなの鉄道上田駅では何やら「スカ色5連」の豪華編成が入線。

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しなの鉄道上田駅には「スカ色」5連の115系が入線。

この編成も今年の夏には見られなくなる貴重なものです。

「鉄道むすめ」のデザインのヘッドマークで別所線開業を祝っています。

 

この列車、「快速」と出ていますがグッズ販売専用の列車となっていました。

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長野県の地方私鉄のキャラクターも展示されていた。

別所線が運賃無料だったので、こちらも何か貢がねばと思い(!)筆者もグッズを購入。

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クリアファイル、七味(別所線デザイン)、「赤い鉄橋」リベットなどを購入。

結果的に運賃より高いお支払いとなりましたが、本日は開業記念。

これからも上田電鉄を応援していきたいと思います!