豊橋―浜松間にある新居町駅
初心者18きっぱーの皆さんが「つらい」と評する静岡県内の東海道線。
18きっぷで東京駅を朝7時に出発する東海道線の旅は、ちょうど浜名湖周辺でランチタイムになります。
浜名湖といえばうなぎ!
浜松駅付近にもうなぎ屋さんが林立していますが、ちょっと値段がお高め。
「主要駅を外れて、浜名湖に近づけばおいしいうなぎを安く食べられるのではないか?」
と思い、やってきたのは浜松駅から4駅の「新居町駅」です。
駅から徒歩1分、「浜名湖うなぎ 食堂大黒屋」
駅から横断歩道を渡って右に歩くこと1分。
大衆的な食堂の雰囲気が漂う「食堂 大黒屋」の看板が見えてきました。
勝手に孤独のグルメ気分になって店内へ。
愛想の良いおばあちゃんが出迎えてくれます。
店内にはスポーツ新聞が置かれ、常連さんが真剣に新聞を読んでいました。
新居町駅周辺には浜名湖競艇場があり、そのお客さんかもしれません。
しばらく待っていると、お茶がポットサービス(?)で出てきました。
茶飲みとしては大変うれしい…
メニューを見てみます。
至ってシンプルな内容ですが、うなぎ1尾が載るうな重(上)がなんと3000円!
ほとんどのお客さんがこの「うな重(上)」を注文するので、私も頼んでみることにしました。
しばらく待つと、出来立てのうな重が出てきました。
身ははふっくらとしていて、味付けは濃すぎず、うなぎの味を残しています。
恐ろしいほど美味しい……
人生で食べた中で一番おいしかったです…。
まあ20年ちょっとしか生きてないですけど。
「これがうなぎというものか…」と感動しました!
お店の方に伺ったところ、ここの食堂は100年以上の歴史があるようで、
20年位前からうなぎ専門店にシフトしたとのこと。
こういうお店、いつまでも残ってほしいですね~
徒歩圏内には観光名所「新居の関所」がある!
せっかく東海道線のローカル駅に降りたので、歩いてみることに。
徒歩圏内には東海道の関所、「新居の関所」があります。
この関所、「全国で唯一、建物が当時のまま現存している」のが特徴。
箱根の関所が観光地化して復元されているのと対照的です。
この新居の関所は、津波や地形変化で数多くの移転を経験しているとのこと。
現在でこそ南海トラフに備えるだなんだといっていますが、昔から災害があっては建て直してきた歴史があるようです。
まとめ
豊橋と浜松の中間に位置する新居町駅は、うなぎも観光も楽しむことができます。
もし18きっぷの旅をしているのなら、こういう小さな駅に途中下車すると可能性が広がっていいですよ~
18きっぱーの言う「静岡県内は退屈」は固定観念かもしれません!