toremorの旅手帳

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転車台が現役!「直江津D51レールパーク」を楽しむ

2021年にオープンした直江津の新たな観光スポット

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直江津D51レールパークの展示車両は413系とD51がメイン。

「新潟県鉄道発祥の地」と呼ばれる直江津駅から徒歩5分。

2021年4月末に、えちごトキめき鉄道が新たな鉄道テーマパーク「直江津D51レールパーク」をオープンさせました。

 

D51の体験乗車ができるほか、先日七尾線から運ばれてきた413系のうち「クハ412-6」が展示されています。

今回は小規模ながら子供から大人まで楽しめる施設としての「新たな魅力」に迫ります。

 

直江津駅から徒歩5分の好立地!

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現在直江津駅に停車する旅客列車は1~2両で運行されることが多い。それに対してホームは長大でかつての栄光を感じさせる。

かつては数多くの特急列車が発着していた直江津駅。

「直江津駅が好立地ではなくなってしまった…」という悲しいご指摘は置いておいて、駅から歩いて5分のところに、「直江津D51レールパーク」があります。

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直江津駅南口から徒歩5分。道しるべもあちこちにある。

直江津駅から線路沿いに歩き、車庫の前がレールパークの入口です。

プレハブのような詰所で料金を支払い、中に入ります。

JRの車両センターの公開に近い雰囲気がありますね~

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直江津D51レールパークの入口。意外と見落としそうなので注意。

入場料は大人1人1000円で、基本的に土休日のみの開館です。

「このスペースで1000円か…」と最初正直思いましたが、この施設はただ車両を眺めるだけの場所ではないのです。

 

展示車両と施設を見る

まず入場すると、扇形をした車庫に入ることになります。

展示している車両は緩急車と413系先頭車、D51です。

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メインとして展示されているD51 627とクハ412-6。

413系の先頭車(クハ412-6)

かつて七尾線で活躍していた413系の先頭車で、こちらの車両もえちごトキめき鉄道がJR西日本から受領したものですが、展示用として使われています。

 

外観は急行色に綺麗に塗り替えられていて、方向幕は「直江津」になっています。

先頭の種別の幕、確かこの車両にはもともとついていませんでしたのでステッカーなのでしょうか……。

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クハ412-6の外観。

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方向幕は「直江津」。

車内はほぼ当時のまま、ボックスシートが並んでいます。

茶色のシートにやたらと目立つ警戒色の取っ手やつり革が、JR西日本っぽいですね~

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車内はほぼそのまま残されている。

ポスターに関しては復刻して印刷したものが飾られ、車端部はお土産コーナーとなっています。

特急そよかぜでも軽井沢まで2時間…意外と早いですね~

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車内には復刻された広告が貼られている。

車端部はお土産コーナー。

運転室も公開されていて、中に入ることができます。

運転席にも座ることができ、子連れの方に人気でした。

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クハ412-6の運転席。

運転席からは北陸線の運転時分も確認することができます…

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運転時分を確認。

方向幕も北陸線と七尾線系統のものが入ってますね~

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方向幕のラインナップ。

蒸気(?)機関車(D51 827)

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D51 827は動態保存されている。

そして、こちらが主役のD51 827。

動態保存されています。

 

蒸気(?)と言っているのは、動力が圧縮空気によるものに変更されているからです。

元は中央西線を走行していた車両で、引退後個人→企業の手へと渡り、企業が「圧縮空気による動態保存」を決定。

「火を使わずに」走るSLとなりました。

 

そのSLがえちごトキめき鉄道のこのレールパークで活躍しています。

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「トキ鉄」の文字も。

「蒸気で走らないなんて…」という感じがしますが…やはり火を入れて走らせるとなると免許やらメンテナンスやらで莫大な費用となるものです。

この圧縮空気式のSLは、そうした動態保存へのハードルを下げることができる画期的なものでもあります。

 

現役の転車台と車両基地 

車庫を出ると目の前に転車台があります。

こちらは現役で動くことができ、SLの乗車体験の際に実際に稼働しているところを見られます。

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転車台は現役。

SLの乗車体験の際は、この転車台を使ってD51を回して……

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体験乗車用の車掌車。

この綺麗になった車掌車に連結する様子を見ることができます。(後述)

 

また、展示施設外ですがえちごトキめき鉄道の車両センターに併設されているので、通常の車両も見ることができます。

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車両センターに停車しているえちごトキめき鉄道の車両。

SLの乗車体験の時間に行くのがおすすめ

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乗客は綺麗な(笑)緩急車に乗車する。

このレールパークの一番の見どころは、D51の乗車体験だと思います。

蒸気機関車を車庫から転車台に出し、回して車掌車に連結する様子を見ることができます。

 

乗車体験をするためには、入場券を準備して指定された時間に整理券を受け取る必要があります。

現在は空いているので長時間並ぶ必要はありませんでした。

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SL乗車体験の時刻と整理券。

乗車時間前になるとD51が出庫します。

圧縮空気式D51が起動し、前照灯がつき徐々に前進します。

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出庫するD51。

そしていよいよ転車台へ…台の長さはこんなにギリギリなんですね~

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D51は転車台へ。

ゆっくりと回転し…

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ゆっくりと方向転換。

バックで先ほどの車掌車に連結します。

ここまででも見た目でお分かりかと思いますが、蒸気を使わないだけあって相当おとなしいです…

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車掌車へ連結。

この作業が終わると私たちは乗車となります。

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連結部分。

車掌車の内部は綺麗になっていて、一般の人が見れば普通のトロッコ列車かもしれません。

デッキにも立つことができます。

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車内は比較的綺麗。

このままバックでゆっくりと進み始めます。

蒸気では動かないのでかなり静かです。

体感で大体25km/hくらいまで上がり、意外とスピード感があります。

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結構な速度でJR東日本の車両の脇を通過。

直江津駅のホームのあたりまで進み停車。

距離は短いですが結構楽しめます。

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直江津駅のホームのあたりまで進む。

ホームから見た方が存在感があるかもしれません。

数分停車したらまた元の位置に戻ります。

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留置線の奥がレールパーク。

やっぱりD51は存在感が違いますね~

後ろから見てもかなり格好いいです。

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元の位置に戻る。

そしてこの仮乗降場のようなホームに到着。

D51はこの後再び転車台にのり、入庫します。

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転車台へ進むD51。

「モクモク」は蒸気発生装置で発生させている偽物なんですが、良くできています。

車庫に入るとまた格好良いです。

蒸気で走らなくてもこれもまた有りだな~なんて思います。

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このSL体験乗車は大変魅力的ですが、時間が決まっているため事前に確認しておくことをおすすめします。

えちごトキめき鉄道、レールパークのほかに413系の急行列車の運行を計画していて、今後も目が離せません。

地方私鉄が盛り上がっていくのはとても楽しみですね!

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直江津駅のえちごトキめき鉄道の時刻表。「急行」の文字がすでにあるが、未だ運行されていない。