トワイライトエクスプレス再現車両が一般公開
新潟県の糸魚川駅には、駅直結の鉄道展示施設「糸魚川ジオパル」があります。
キハ52の静態保存やプラレールやNゲージ、HOゲージのジオラマなど見ごたえのある展示が特徴です。
糸魚川ジオパルの新たな目玉、トワイライトエクスプレスの再現車両は公開が延期されていましたが、8/9から一般に公開されました。
キハ52の隣に再現
糸魚川ジオパルの入ってすぐ、かつて大糸線で活躍していたキハ52の隣に再現車両が展示されています。
展望スイートは台車より上を再現しています。
台車部分は写真が貼ってあります~割とこれでもいいかも。
ヘッドマークは本物なのでしょうか、ほぼ完全に再現されています。
ホームに上がってみます。
糸魚川の木材がふんだんに使用されていて、こちらはかなりおしゃれ。
駅名標もデザインされています。
トワイライトエクスプレスの外観を見ていきます。
1車両分の長さで再現したわけではないので、外観は違和感を持たれる方がいらっしゃるかもしれません。
このホーム上に立っているマネキン、これはトワイライトエクスプレスの乗務員の制服が着せられています。
さて、側面をジロジロ見ていきます。
食堂車と展望スイートを切って張り付けたみたいな形状をしています。
窓ガラスは張られていません。
24系客車にしては窓が……と思いましたが、そういえば、サシ481からの改造だったんですよね~
したがって側面は481系っぽい印象が強くなっています。
窓下にはおなじみのデザインも見られます。
もともと糸魚川の大火の復興の意味で製作されたので、材質は糸魚川の木材を使って再現しています。
質感は違うかもしれませんが、方向幕やプレートなど、こだわりが随所に見られます。
車内の再現が素晴らしい
外観は再現の都合で実物と異なる部分がありますが、内部の再現には本物の調度品を使っています。
車内は土足厳禁で、ホーム手前に下駄箱があります。
手前側では展望スイートの展望部分が再現されています。
絨毯の色は違った色だったかもしれませんが、かなり正確に作られています。
座席も机もカーテンもおそらく本物。
本物はちょうどカメラ位置にベッドがありました…
振り向いて反対側には食堂車が再現されています。
これはすごい…
本物の食堂車に来た気分です。
金の網棚にシャンデリア、この辺の部品はすべて本物です。
この再現車両はちょっと工夫がされていて、窓から夕方の糸魚川周辺の車窓をプロジェクターで流しています。
座席は座ることもできます。
席は本物ではないような気がしますが、現役当時もこんな形だったと思います。
座席に座るとウキウキ…食事が出てきそうな気分。
メニュー表も再現されて置かれていますが、食事の内容は載っていませんでした。
今ではできないかもしれませんが、ここで食堂車のメニューを再現して食べたら最高かもしれません。
入館料・公開時間
トワイライトエクスプレスの再現車両は駅直結の糸魚川ジオパルの中にあります。
- 入館料:無料
- 再現車両展示時間:10:00~15:00
トワイライトエクスプレスの再現車両以外にも…
- キハ52の静態保存
- プラレールのジオラマ
- HOゲージのジオラマ(運転可)
- Nゲージのジオラマ(運転可)
- その他模型の展示
- 方向幕や駅名標の展示
など、豪華な展示が無料で見られます(運転には別途料金が必要)。
スタッフの方に伺うと、ファンの方から譲り受けた模型や部品なども数多く展示されているとのことです。
もはや博物館…
入場料無料で良いのか、不安になるくらいの展示がありますので、糸魚川に訪れた際はぜひご覧になってみてください!
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