春の信州にやってきたカシオペアのご紹介と、ものすごく緩く追いかけた様子をご覧いただきます!
信州へやってきた「カシオペア」とその機関車のご紹介
カシオペアとは?
かつて上野ー札幌間を駆け抜けた豪華寝台特急「カシオペア」。
ホテルのような内装で、2階建ての豪華な客車を機関車が引っ張るスタイルで走ります。
北海道新幹線の開通をもって定期運用を終え、最近のJR東日本では「四季島より安いが豪華なクルーズトレイン」として使われています。
価格は行程にもよりますが、だいたい一人20~40万円程度。
四季島はだいたい100万円をこえますので、それに比べたら安い!
プチプラに見えてしまうのが怖いところです。
主に車中で1泊する行程が基本で、
上野から青森へ行くルートと、上野から長野へ向かうルートがあり、
「ただ乗るだけ」の旅から周辺の地域の観光をセットにしたプランまで、
びゅうトラベルやクラブツーリズムなどの旅行会社から発売されています。
札幌までは機関車の関係で、クルーズトレインとして使われるようになってからは
カシオペアが北海道へ乗り入れた実績はありません…残念…
四季島は自走しますがカシオペアは客車ですものね…。
長野行きのルートは、上野から
常磐線、馬橋支線、武蔵野線、国立支線、中央本線、篠ノ井線を経由。
上野駅は往年の寝台特急が発車したホームから出発し、旅情を感じさせます。
客車を牽く機関車の雄姿を見る!聞く!
この行程を行くコースの機関車はEF64という車両が客車を引っ張ることが多いです。
EF64は中央線など、中程度の傾斜が続くような路線向けに開発されたものです。
因みに青森方面へいく機関車はこれではなく別の事情に適合したものが使われます。
適材適所なわけです。
今回はEF64 37という0番台が牽引。1000番台が牽引するはずだったのですが、
ブレーキ系統の不具合で代走になったのだとか。
0番台と1000番台の違いは外観も内容も結構違うようですが、分かりやすいところは側面のデザインと音!
最近では塗装変更やパーツの交換で「かつての雰囲気が復元された」こと、
また実働しているEF64の0番台の最後の車両として、鉄道ファンからも人気の機関車です。
「信州カシオペア」を緩く追いかけてみる!
塩尻大門へ!
5/4朝6:00頃、「だいたいそのくらいの時間かなー」と塩尻駅方面へ到着。
少し歩いたところに、塩尻大門と呼ばれるJR貨物の「塩尻機関区」が置かれている場所があり、ここにカシオペアが停泊しているとのことで行ってみると…
EF64 37「ピィーーーーーー‼グォォォォォンーーーーー!!!」
私「待ってーー」
独特のブロワー音とシャッターを切る音が響き渡ります。
行ってしまいました…もう少し時間に余裕をもつべきでしたね…
先ほどのEF64 1053と側面のデザインが違いますよね。
ところでこの手前のホームは、塩尻駅の旧プラットフォームとして使われていたものです。
名古屋方面、新宿方面からスイッチバックせずに松本方面へ行けるよう、改良されて役目を終えました。
気を取り直して、次の場所へ行きます!
姨捨駅へ!
塩尻と長野の手前、篠ノ井を結ぶ篠ノ井線。
個人的にも好きなエリア、姨捨へ向かいます。
有名撮影地は激混み……前日入りされた方も数多くいらっしゃるようでした。
皆様お疲れ様です。
腕が悪くて申し訳ないですが、雰囲気を楽しんでいただけたら幸いです。
ついでに普通列車も撮ってみました…
いやー、カシオペアのベッドから日本三大車窓の姨捨の風景を見下ろしてみたいですね!