toremorの旅手帳

鉄道と旅行と温泉と。大学生の放浪の様子をご覧ください。

「きらきらうえつ」のラウンジカーは食堂車に近かった

先日、定期運用から外れた観光列車「きらきらうえつ」。

新潟ー酒田ー秋田間、羽越本線を走る臨時快速でした。

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まもなく引退するきらきらうえつ編成は交直両用の国鉄型特急車両485系を改造したもの。さすがにガタがきたんですかね…

 

車窓からは一面の日本海や田んぼを眺められ、

のんびり…ってあれ結構スピード出すんだな~

って感じの列車でした!

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きらきら うえつの指定席券。「きらきら」と「うえつ」は半角?全角?空いているのか?520円のクオリティーとしてはかなり良かったと思う。座席は山側だったけれど、ちょこまかと展望スペースがあったので困らなかった。

そんな(雑!)きらきらうえつには、

「ラウンジカー」というのがついていて…

 

 普通の座席以外に「ラウンジ」がついている

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きらきらうえつの普通の座席。パッとしないように見えるが、床が高くなっており車窓を高い位置から見渡せる。平成の初期頃に流行ったタイプの座席だが、近年はバリアフリーに対応するため減る傾向にある。

きらきらうえつには、普通の座席以外に、

食べ物や飲み物、お土産品をを販売する、

いわばカフェみたいな車両がありました。

 

それが「ラウンジカー」。

 

そういうブースが車内にあるのは珍しくありませんが、

実はこれが専用のテーブルで食べたり、飲んだりできた

のです。

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ラウンジカーで購入したものを食べられる専用テーブル。多客時は時間による予約制で、カウンターの係員さんからカードを受け取る必要があった。

この専用席の奥には、

博物館とかでありそうな展示スペースもありました。

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沿線のジオラマとプロジェクターによる上映があり、どこを走っているのか考えながら見てみると面白い。

実際にお弁当を食べてみた!

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カードを受け取り指定されたスペースへ!多客時は相席になることもあった。

カウンターでお弁当を購入しいざテーブルへ。

やっぱり普通の座席よりテーブルも広く、使いやすいです。

 

今回買ったのはこちらのお弁当、「きらきら弁当」。

それと地元のお茶!

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きらきら弁当、美味なものが少しずつ。女性でも楽しめそうだった。

 

このお弁当、「きらきらうえつ」に乗務するスタッフさんが考えたらしく、

かなりこだわっているよう。

 

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入っているものも特産品ばかり!

個人的には玉子焼きの左隣にある「鮭の焼漬」が絶品でした!

焼いた鮭をあとからたれで漬け込んだもの。新潟の名物です。

 

鮭の甘さとちょうどよい塩気、

しっとりとした食感はお酒にも合いそう。

 

本当においしかったです。

 

「ラウンジカー」のここが良かった

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あとから小腹が空いたので、立席スペースでコシヒカリのジェラートを。おいしい。ブレてますね!!
  1. 単純に食べやすい
  2. ビニールとかのガサガサ音や話し声を気にしなくてよい
  3. 品ぞろえのレベルが高い
  4. スタッフさんのきめ細やかなサービス

 

普通の座席で食べるより、テーブルも広く座席も横に広いので、

レストラン感覚でくつろげることが最大のメリットでした。

 

また、スタッフさんがお客さんのために都合の良い時間で

テーブルを予約してくださったり、

チームワークで待っているお客さんを減らしたり…

ソフト面も質の高いサービスでした。

 

品ぞろえも悪いものがなく、

まるでセレクトショップのよう。

 

多くの人に愛されたわけが分かります。

 

こういう気軽に食べられる場所が鉄道にもっとあったらいいな…

って昔はあったのか…

 

こういう点は次世代の観光列車「海里」でも受け継がれるといいな!

と個人的には思いました!

 

p.s.)鉄道ファンの皆様

実はラウンジカーは、交直のごちゃごちゃパンタグラフの下にカウンターがあって、

そこだけ車内のスペースがないから床も低かったんですよね…

そういう楽しさもありましたよ。