標高1400mから湧き出る白濁の湯
「東の扉、西に白骨」と呼ばれる信州を代表する名湯の一つ、白骨温泉。
白く濁った温泉を自然の中で満喫できること、有名観光地である上高地などに至近であることから、多くの人に人気があります。
そんな白骨温泉は現在紅葉のベストシーズン。
一足早い秋を天然温泉につかりながら満喫しませんか?
3年ぶりに営業再開!絶景野天風呂
松本ICから国道とちょっとだけ狭い林道を進み1時間、山々に囲まれてほんのり硫黄の香りのする温泉街が現れます。
その温泉街の入口に、川へと下る階段と「公共野天風呂」の文字が…
「階段を下らなければ」という使命感に駆られ、湯気のある方へと進んでいきます。
受付の前に券売機があり、520円の入浴券を買います。
(鉄道の指定席料金と同額…)
そのまま土足で進み、暖簾をくぐって脱衣所の入口で靴を脱ぐスタイルです。
「野天風呂」というとワイルドな感じで外から見えてしまう気がしますが、よしずなどで覆われその心配はありません(特に女湯はしっかりとしている)。
白骨温泉は混浴の露天風呂もあり、抵抗感がある方もいるかもしれませんが、ここは男女分かれているので行きやすいと思います。
湯船から紅葉と川を眺める
男湯には洗い場が2つ、シャンプーもリンスもボディーソープもあります。
脱衣所にはリターン式のコインロッカーもあって、セキュリティー面でも安心です。
こんなに設備の整っている野天風呂は珍しいですね…
ただ屋根は一部しかないので雨の日や雪の日はきついかも。
平日の昼間なのに、旅行客でしょうか、すでに4人も温泉でポカポカしてました。
いいな~
湯舟に浸かると、お湯は白く濁っていますが、硫黄泉ながら弱酸性とのことで、湯あたりしそうな感じはありません。
むしろまろやかな感じ。ときどき黄色い葉っぱが落ちてきます。
源泉で注がれるときは透明に近いようで、こちらもドロドロではなくサラサラしています。
なるほど「お湯が白くならない」といって入浴剤を入れた過去があったわけで…(ちょっとした白骨温泉の黒歴史です)
源泉かけ流しですが泉温は温めで、源泉を薄めない熱交換器によって加温されています。
長く浸かっていられそうですが、おそらく40℃はある感じで寒くて凍えることはなさそうです。
湯上がりに温泉たまごを食す!
湯上がり処はベンチやテーブルがある程度で、エアコンの効いた空間はありません。
夏は涼しいし、冬は温泉であったまればそれでいいのかも。
受付で温泉卵を税込100円で売っていたので食すことにしましょう。
お風呂あがりにまろやかな温泉たまごを食べながら風景を楽しむ。
現世から解放された気がします(筆者は前日報告会の発表を終えたばかり)!
テラス(というか屋根のない部分)からはからは、浴槽から見えた川をこちらからでも見ることができます。
まとめ
白骨温泉の10月末は紅葉シーズン最盛期!(今年はちょっと遅い)
台風による被害もなく、設備が整いながらも絶景と野天風呂を楽しむことができます。
見た目によらずマイルドな温泉で湯あたりしにくい白骨温泉に是非一度浸かりに来ませんか?
インフォメーション
- タイプ…日帰り入浴施設
- 日帰り入浴時間…10:00~16:00
- 構成…露天風呂1ずつ(男女別)
- 源泉かけ流し1
- 入浴料…520円
- アメニティー…〇(リンスインシャンプー・ボディーソープ)
- ドライヤー…あり
- シャワー…あり
- 混雑…平日〇、土休日△(◎:空いている⇔×:非常に混雑)
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泉質…カルシウムー炭酸水素塩温泉(中性低張性温泉)
アクセス
公共交通機関はバスがあり、1日何本か出ていますが、マイカーのアクセスの方が容易です。
途中一部ですが狭い箇所がありますので運転にはお気をつけください(付近の国道では事故が多い)。
通年でアクセスできますが、冬(11月以降)は冬タイヤをおすすめします。