新潟からいよいよ東北へ!
見附駅近くの藤屋旅館に一泊、新潟の朝ラッシュを「クネクネ」と抜け東北へ向かいます。
新潟駅からは先日廃車回送された485系「きらきらうえつ」編成に乗車。
元特急車両であることをしっかりと感じさせる、力強い走りを堪能します。
前回はこちら↓
見附→(信越本線)→東三条→(弥彦線)→吉田→(越後線)→新潟
金曜日、朝ラッシュ時に移動しましたので新潟までは簡単にご紹介。
2日目のルートはクネクネしています。
東三条駅で弥彦線に乗り換え、吉田駅へ向かいます。
吉田駅は越後線と弥彦線が交わる主要駅です。
JR東日本の中で、現役の115系が最も多く見られる駅でもありますが……
タイミングが悪く1編成しか見られませんでした…残念!
長野エリアに住んでいるとそこそこ115系を目にする機会はありますが、JR東日本エリア全体で見れば絶滅危惧種となりました。
駅舎はいわゆる「国鉄の地方の中くらいな駅」というデザイン。
個人的にはこういう雰囲気の駅舎が好きですね…
さっさと越後線に乗り換えまして、新潟駅へ向かいます。
新潟駅に近づくにしたがってどんどん混んでいきます。
朝ラッシュを切り抜け新潟駅に到着。
新潟駅は絶賛再開発中で、ホームはかなり近代的になりましたが、駅前はまだまだ国鉄の雰囲気が残ります。
いやあ…夏の新潟はとてつもなく暑い……
新潟→(白新線・羽越本線)→余目
白新線・羽越本線臨時快速「きらきらうえつ」(485系):新潟10:11→余目13:03
新潟からは日本海側を観光列車で北上します!
訪問時は「きらきらうえつ」の廃止のカウントダウンキャンペーンの真っ只中。
新潟駅には数多くの鉄道ファンがカメラを向けていました。
羽越本線は電化されていますが区間によって電化の種類が異なるため、新潟から山形県方面へ直通する列車は、基本的に特別な仕様の電車か気動車でないと進むことはできません。
詳しく言えば、村上付近より南側が直流電化、北側が交流電化されています。
「きらきらうえつ」に使われる車両は、元は国鉄時代の特急型車両485系です。
485系は交直流どちらも対応しているので問題なく直通できます。
眺望をよくするため車内はハイデッカー構造という、一段高くなった構造になっています。
座席はJRの初期っぽい普通の座席。
足が延ばせないのはさすがに時代に合わない設備だったかもしれません。
「きらきら星」の車内チャイムを聞きながら新潟を発車。
先頭車両は大型の窓が配置されており、景色を広く見ることができます。
運転台の後ろはフリースペースになっていて、乗車した際は誰でも使えます。
この列車の魅力は何と言ってもラウンジカー。
食堂車に近い体験ができる魅力的な設備でした。
美味な「きらきらうえつ弁当」をランチにいただきます。
きらきらうえつのラウンジカーについては若かれし僕が書いているのでこちらを…
列車の外からこのラウンジカーの屋根に注目すると…
交直流用の複雑なパンタグラフが載っているため、この部分だけ屋根が低くなっています!
きらきらうえつは臨時列車なのにも関わらず、かなり高速度で運転します。
デッキにいると元国鉄型特急車両らしい唸るモーター音が響きます。
これがファンとしてはたまらないポイントだったんですよね~
途中、列車の交換であつみ温泉駅に停車。
羽越線の特急「いなほ」がやってきました。
こちらの車両(E653系)、元は常磐線のお下がりですがしっかり交直流どちらも対応。
元からかなりのカラーバリエーションが存在したE653系は、転属することでさらにカラーバリエーションが増えました。
この真っピンクや…
「フルーツオレ」と称される塗装もあります。
もう少しきらきらうえつに揺られると、余目駅に到着。
この駅は羽越線と陸羽西線の乗換駅でもあります。
余目駅でEast-iDを発見!
余目駅にはEast-iDが停車していました~!
これは点検用に使う車両で、いわばJR東日本在来線の「ドクターイエロー」のような存在です。
これに出会っただけでも珍しいわけですけど、後ろに変身しそうな凸凹した車両がついているではないか!
これは建築限界測定車のマヤ50という、「この範囲以上は障害物つくると車両とかに当たっちゃうよ~」という範囲を測定する車両です。
これはかなり貴重!
走りながらレーザーを出して、建築限界をはかっているらしい。
近未来的で格好いいので個人的には好きです。
次回予告
さて、次回は「名のある快速」で最上川を遡上、内陸部へと進みます。
この快速結構飛ばすんですが、実はもとをたどれば急行だったのです……
次回はこちら↓
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