toremorの旅手帳

鉄道と旅行と温泉と。大学生の放浪の様子をご覧ください。

(3)唸るモーター音「きらきらうえつ」に揺られた先には?【手書きのきっぷ旅】

新潟からいよいよ東北へ!

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見附駅近くの藤屋旅館に一泊、新潟の朝ラッシュを「クネクネ」と抜け東北へ向かいます。

 

新潟駅からは先日廃車回送された485系「きらきらうえつ」編成に乗車。

元特急車両であることをしっかりと感じさせる、力強い走りを堪能します。

 

 

前回はこちら↓

 

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見附→(信越本線)→東三条→(弥彦線)→吉田→(越後線)→新潟

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朝の見附駅。

金曜日、朝ラッシュ時に移動しましたので新潟までは簡単にご紹介。

2日目のルートはクネクネしています。

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今回のルート。

東三条駅で弥彦線に乗り換え、吉田駅へ向かいます。

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吉田駅の駅名標。4方向。

吉田駅は越後線と弥彦線が交わる主要駅です。

JR東日本の中で、現役の115系が最も多く見られる駅でもありますが……

タイミングが悪く1編成しか見られませんでした…残念!

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新潟エリアではJR東日本最後の現役115系が活躍している。

長野エリアに住んでいるとそこそこ115系を目にする機会はありますが、JR東日本エリア全体で見れば絶滅危惧種となりました。

 

駅舎はいわゆる「国鉄の地方の中くらいな駅」というデザイン。

個人的にはこういう雰囲気の駅舎が好きですね…

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吉田駅と駅前の信号機。変わった置かれ方がしていてよい。

さっさと越後線に乗り換えまして、新潟駅へ向かいます。

新潟駅に近づくにしたがってどんどん混んでいきます。

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〽住むなら青山に決まってるさ~

朝ラッシュを切り抜け新潟駅に到着。

新潟駅は絶賛再開発中で、ホームはかなり近代的になりましたが、駅前はまだまだ国鉄の雰囲気が残ります。

 

いやあ…夏の新潟はとてつもなく暑い……

 

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新潟は夏に行くと非常に酷です。暑いし暑い。

 

新潟→(白新線・羽越本線)→余目

白新線・羽越本線臨時快速「きらきらうえつ」(485系):新潟10:11→余目13:03

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485系きらきらうえつ編成。デザインは派手だが意外と新潟駅の新駅舎と相性がいい気がする。

新潟からは日本海側を観光列車で北上します!

 

訪問時は「きらきらうえつ」の廃止のカウントダウンキャンペーンの真っ只中。

新潟駅には数多くの鉄道ファンがカメラを向けていました。

 

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きらきらうえつのラストランを記念して、前方と後方で異なるデザインのヘッドマークが付けられた。

羽越本線は電化されていますが区間によって電化の種類が異なるため、新潟から山形県方面へ直通する列車は、基本的に特別な仕様の電車か気動車でないと進むことはできません。

 

詳しく言えば、村上付近より南側が直流電化、北側が交流電化されています。

「きらきらうえつ」に使われる車両は、元は国鉄時代の特急型車両485系です。

485系は交直流どちらも対応しているので問題なく直通できます。

 

眺望をよくするため車内はハイデッカー構造という、一段高くなった構造になっています。

座席はJRの初期っぽい普通の座席。

足が延ばせないのはさすがに時代に合わない設備だったかもしれません。

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きらきらうえつの座席。以前は座席の下が空いておらず、足が延ばせない座席が普通だった。

「きらきら星」の車内チャイムを聞きながら新潟を発車。

 

先頭車両は大型の窓が配置されており、景色を広く見ることができます。

運転台の後ろはフリースペースになっていて、乗車した際は誰でも使えます。

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運転席の裏はフリースペースとなっていた。

この列車の魅力は何と言ってもラウンジカー。

食堂車に近い体験ができる魅力的な設備でした。

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美味な「きらきらうえつ弁当」をランチにいただきます。

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「きらきらうえつ弁当」。きらきらうえつのスタッフが考案したらしい。鮭の焼漬が非常に美味だった。

きらきらうえつのラウンジカーについては若かれし僕が書いているのでこちらを…

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列車の外からこのラウンジカーの屋根に注目すると…

交直流用の複雑なパンタグラフが載っているため、この部分だけ屋根が低くなっています!

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ハイデッカー構造なので、パンタグラフの部分だけ屋根が低い。

きらきらうえつは臨時列車なのにも関わらず、かなり高速度で運転します。

デッキにいると元国鉄型特急車両らしい唸るモーター音が響きます。

これがファンとしてはたまらないポイントだったんですよね~

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途中、列車の交換であつみ温泉駅に停車。

羽越線の特急「いなほ」がやってきました。

 

こちらの車両(E653系)、元は常磐線のお下がりですがしっかり交直流どちらも対応。

元からかなりのカラーバリエーションが存在したE653系は、転属することでさらにカラーバリエーションが増えました。

 

この真っピンクや…

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「フルーツオレ」と称される塗装もあります。

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もう少しきらきらうえつに揺られると、余目駅に到着。

この駅は羽越線と陸羽西線の乗換駅でもあります。

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陸羽西線で新庄方面へ乗り換えられる。

 

余目駅でEast-iDを発見!

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East-iDが余目駅に停車していた。

余目駅にはEast-iDが停車していました~!

これは点検用に使う車両で、いわばJR東日本在来線の「ドクターイエロー」のような存在です。

 

これに出会っただけでも珍しいわけですけど、後ろに変身しそうな凸凹した車両がついているではないか!

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マヤ50建築限界測定車。見かけるのはかなりレア。

これは建築限界測定車のマヤ50という、「この範囲以上は障害物つくると車両とかに当たっちゃうよ~」という範囲を測定する車両です。

これはかなり貴重!

 

走りながらレーザーを出して、建築限界をはかっているらしい。

近未来的で格好いいので個人的には好きです。

 

次回予告

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陸羽西線のあの快速に乗車!

さて、次回は「名のある快速」で最上川を遡上、内陸部へと進みます。

この快速結構飛ばすんですが、実はもとをたどれば急行だったのです……

 

次回はこちら↓

 

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(2)元特急車両!飯山線キハ110系を観察【手書きのきっぷ旅】

飯山線で信濃の国を脱出!

今回は飯山駅から飯山線に乗って千曲川(信濃川)を北上し、新潟県へ。

地味な区間ですが車両の細かい部分に目を向けると……

 

 

前回はこちら↓

 

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 飯山→(飯山線)→越後川口→(上越線)→宮内→(信越本線)→見附

飯山線普通列車(キハ110系200番台):飯山(13:20)→十日町→越後川口(15:49)

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約2時間30分のローカル線の旅で飯山線の終点、越後川口を目指します。

やってきたのはJR東日本の定番気動車キハ110系。

 

飯山駅から少し先の戸狩野沢温泉から先、十日町までの間は本数がとても少ない(一日8往復程度)ので、乗り継ぎ時間に注意する必要があります。

筆者はここでお昼タイム。

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飯山駅近くには探すと徒歩圏内で意外とおいしい食べ物に出会える。

十日町まで車で走ればあっという間なんですけどね~

 

千曲川に沿って列車は進みます。

長野県内では「千曲川」という名前のこの川、新潟県内に入ると「信濃川」と名前が変わります。

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千曲川に沿って走る飯山線。

 

 このキハ110系、注意深く見てみると不自然なところに改造の跡が見られます。

これは床下の謎な改造跡…

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窓側に目を向けると金具の跡があります。もともと座席がついていたのだろうか…?

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ここには何かデッキを取り払ったような跡があります。

無数にふさいだ跡が…

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ドア横にデッキらしきものを撤去した跡が…

 

そして、やたらと豪華なカーテンに蛍光灯カバー……

普通のキハ110系の車内と比較するとその豪華さがよく分かります。 

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厚手のカーテン。

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(上)…飯山線キハ110系の天井。(下)…一般的なキハ100系の天井で一般的なキハ110系も同様。蛍光灯カバーの有無が大きく異なる。

 実はこの車両、秋田新幹線が開業する前に約1年だけ走っていた「特急秋田リレー号」に使用されていた車両なのです。

 

1996年から1997年にかけて田沢湖線が秋田新幹線の開業準備として、線路幅を変えるなどの工事が行われるため1年間運休した時期がありました。

 

その時に秋田駅から東北新幹線方面のアクセスの代替として、北上ー秋田間で非電化の北上線経由の特急が運行されました。これがキハ110系気動車が使用された「特急秋田リレー号」です。

 

秋田リレー号はJR東日本唯一の自社製気動車特急であり、最後に産まれた「エル特急」でもありました。キハ110系は普通列車のイメージが強いですが、快速や急行、特急まで使われたということになります。すごい…

 

秋田新幹線の開業後、「用済み」ということで特急列車用のキハ110を普通列車用に格下げ(!)し転属、現在ではその多くがこの飯山線を走行しています。

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JRの日本最高積雪地点の碑がある森宮野原駅。民家風の駅であるが意外と築年数は若い。

途中、森宮野原駅で列車の交換待ち。

この駅は長野県の北端、栄村の玄関口となっています。

栄村は2011年3月12日、あの3.11の翌日に大きな地震に襲われ、大きな被害を受けました。

 

中越地震以来の大災害だったのにも関わらず、東日本大震災の影響でほとんど報道されなかった過去があります。

 

長野県では「栄村大震災」と呼ばれ、ウィキペディアではなくアンサイクロペディアに割と真面目にまとまった情報が書かれ、話題となりました。

https://ja.uncyclopedia.info/wiki/%E6%A0%84%E6%9D%91%E5%A4%A7%E9%9C%87%E7%81%BD

 

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十日町駅。左手に見える高架は高規格路線「ほくほく線」の線路。右手には飯山線の観光列車「おいこっと(TOKYOの逆さ読み)」に使用される車両が停車中。

 

県境を越え、十日町で乗り換え。

十日町駅はほくほく線との乗換駅で、結構ここで人の入れ替わりがあります。

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越後川口駅に到着。ものすごく暑かった…

越後川口駅に到着。上越線に乗り換えます…ここも接続悪い時はかなり待たされるので注意~

上越線・信越線普通列車(E129系):越後川口(16:08)→長岡(16:31)

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越後川口駅のホームは結構曲がっている。

 

毎度、列車待ちで暇を持て余す越後川口駅。

プラットフォームは結構カーブしているんですよね…

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車両は「ハムエッグ」ことE129系です。

新潟県にやってきた感じがあります。

この車両、座席の座り心地が良いので割と好きな車両です。

 

ほどなくして長岡駅に到着です。久々の都会ですね~

甘酒を買って、本日のお宿がある見附駅へ向かいます。

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長岡駅の売店で購入した甘酒。かなりおいしかった。

信越線普通列車(E129系):長岡(17:02)→見附(17:14)

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訪問時は夏でしたのでそろそろ疲れが…

17:00を回った…夕ラッシュの時間です。

 

筆者は数回の訪問から「新潟エリアの夕ラッシュを甘く見てはいけない」という格言を得ています。遺言に残したいレベル…

 

そこそこの混雑で見附駅にやってきました。

この駅結構いい味出てるんですよ~

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見附駅の看板たち。

LAVATORYの文字に国鉄タイプのみどりの窓口看板…

以前に記事を書いているので、詳しくはこちらをどうぞ!

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駅から徒歩1分、目の前の藤屋旅館に宿泊します。

一泊3500円、地方都市はちょっと外れると便利な破格旅館を見つけることができます。 

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藤屋旅館は1階で食堂もやっている。筆者は意外と高級なホテルより落ち着くような気がする。

次回予告

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 さて翌日はこの前廃止された、あの「きらきらネーム」な臨時快速に乗って日本海を北上します…

一般的にゆっくりと走る列車が多いといわれる臨時列車。

しかしあの列車は田んぼの真ん中を疾走します…さすが元特急型車両…

 

次回はこちら↓

 

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【累計1万pv突破】3日坊主だった初心者でも1年間ブログが続けられた理由

いつもご覧いただき本当にありがとうございます!

当ブログはおかげさまで、「はてなブログアクセス解析」の累計が1万を突破いたしました。

見ていただいているあなたの1アクセスに、改めて感謝いたします。

 

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なんかMCみたいだな……

 

一応メモ代わりに書いておきますが、これまでの記事数は48で約1年かかりました。

良く言えば、かなりマイペースに更新をしておりまして、月1しか更新しなかった期間もありました。(見捨てずにご覧くださった方々、本当にありがとうございます!)

 

学校から出された日記の課題ですら3日続けばいい方だったので、まさか1年も継続できるとは思いませんでした。

 

そこで、なぜそんな私でもブログを継続できたのか、考えてみたいと思います。

 

 

ブログを書くメリットが意外と多い

色々なことに気づくことができる

「1pv」ってすごい

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当ブログで最もアクセスの多かった記事は、長野電鉄の特急「スノーモンキー」にグリーン個室が現役で使われているという記事。鉄道コムブログランキングでトップ10入りを果たし、数多くのアクセスをいただいた。ボーナスですね…


よくブログ論とかで「月〇〇pvを目指せ!」という記事に踊らされて、初心者なのに「今日は5pvしかない…」みたいに落ち込む人がいますし、私もその一人でした。

 

ただよく考えれば、名前も顔もわからない人間が、通りすがりの人に向かって何かを訴えるのだから、当然初期のアクセスは見込めないはずです。

(例えば選挙とかで名の知れた人が訴えていれば、当然通りすがりの人も聞く可能性は高いはずです)

 

外から見に来てくれた1pvは、そんな私にも足を止めてくれた貴重な一人なんだということに気づいたんですよ…

 

路上ライブに5人のお客さんが足を止めていたら、「結構見られてるな~」と思いませんか?

5pvだってずいぶん凄いことです。

 

↓当ブログで最もアクセスの多かった記事

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↓よく見られている記事

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「1円」を稼ぐとはどういうことかを教えてくれる

 

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このブログはGoogleアドセンスという広告を貼っているんですが、当ブログはテキトーに更新していた1年選手ですので、累計1200円ちょっとぐらいの収入です。

 

そもそもGoogleアドセンスの導入も「Googleに価値のあるブログとして認めてもらえるかを審査してもらえる」から、試しに審査したら通ったという言い方が適切です。

(記事数が20記事程度で審査は通過しました)

 

あまり「儲けよう」と思っていたわけではありませんが、当ブログのような初心者ブログに広告を貼っても1円とかしか入らないわけですよ……

「作業時間数時間かかって1円かぁ…」というのが正直な感想でした。

 

一方、ブログじゃなくて皿洗いとかのバイトをやれば、1時間で1000円くらい稼げるはずです。

これは会社と個人の違いなわけですけど、「1円の重みの違い」が身に沁みて分かりました。

 

何もない個人が1円稼ぐのって、ものすごく大変です。

 

旅行で細かい点に目がいくようになった

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189系ラストランの際の最後の出発シーン。

当ブログは鉄道を中心に、旅行や温泉の記事を書いています。

ブログを始める前から趣味で確かにあちこち回っていましたが、今とではなんというか「アンテナの数」が全然違う気がします。

 

同じ列車に乗ったとしても「これはブログのネタになる」と思って乗り込むと、普段は見なかった車窓や車両のつくり、乗客の様子などが良い意味で気になるようになりました。

情報量が多くなれば、その分旅も楽しくなります(それはオタクだからだろうか…)!

 

継続できた理由はモチベーションが維持できたから

割と序盤で「ブログのメリット」に気づけた

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筆者がブログを始めたきっかけは、木次線という日本屈指の秘境路線に同乗していた観光客との出会いだった。

先ほど挙げたブログのメリットに、割と序盤から気づけたことがモチベーションになった気がします。

 

ブログ続けるのって、足のつかない鉄棒にぶら下がるみたいに大変なことです。

しかし、ブログを通じて「考え方」「捉え方」「発信の仕方」の成長を感じられれば、楽しめるのではないかと思います。

 

時々ブログを読んでメッセージをいただくと、さらに「自分の記事が他人に届いたんだな~」と心の中のおじさんが嬉しくなります。

これもモチベーションが大いに上がります。

 

趣味でブログを書くならマイペースでやればいいのでは?

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趣味を堪能してる例。

これは人それぞれで、金儲け目的だと違うかもしれませんが、私は「毎日投稿!」とか「2000字!」とか厳しい目標を立てるとやる気を失うタイプなので、「月1記事以上!できれば4記事!」というずいぶん低い水準に目安を設定しています。

 

「1年やって50記事いってない」という数字がマイペースさ(笑)を物語っていますが、逆にブログを1年続けられたことの方が価値としては大きいように思います。

 

「累計」を重視したい

絶対NGとしているのは「誰かと比較してpv数や収益を気にすること」です。

「あの人はブログ開設1か月で月1万pvなのに私は…」みたいな思考はモチベーションを下げることに効果的ですがそれ以上、なにもありません。

 

ただ「累計」というデータは自分が積み上げたものですから、自信にもつながります。

あと、最大の魅力は「絶対に数字が下がらない」ことです。

 

1万pvを突破できたのは、読んでいただける皆さんのおかげです。

本当にありがとうございます!

これからもよろしくお願いいたします。

(1)新幹線で3セク回避、飯山駅からバスで野沢温泉へ【手書きのきっぷ旅】

手書きでつくられるきっぷ「出札補充券」

以前当ブログで紹介させていただいた「手書きでしか作れないきっぷ」

 

実はJRのきっぷは、自分の行きたいルートをオーダーメイドして作ることができます。

乗り換える路線の数を多くすると、複雑なきっぷは機械では作れないため、人の手によって産み出されます。

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今は無きびゅうプラザ松本で発行された手書きのきっぷ(出札補充券)。これをもって旅に出ます!

このきっぷは出札補充券と呼ばれる手書きのきっぷで、長野県の松本から出発し日本海側を北上、青森県から南下して東京都を経由して松本まで、JR東日本の路線を一周するきっぷです。

 

 

約17000円で1653km、18きっぷとは一味違った、ゆるいプチ周遊の旅をお楽しみください!

松本→(篠ノ井線・信越線)→長野→(北陸新幹線)→飯山

篠ノ井線普通列車(211系):松本7:30→長野8:44

旅の起点は松本駅。

実は気持ちが舞いがって早くついてしまいまして、当初計画していた快速より一本前の普通列車で長野へ向かいます。

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篠ノ井線普通列車の主力211系。ロングシート。

朝7時台~8時台にかけての松本→長野間は、名古屋方面からの特急しなのが長野県内に到達しないため、松本で乗った列車が長野に先着します。

 

途中、姨捨駅でスイッチバック。

景色が悪いので外には出ずにそのまま乗車します~めんどくさいし~

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姨捨駅停車中。

 篠ノ井駅からは信越線に入ります。

さて、手書きのきっぷは基本的にJRしか使えません

篠ノ井~長野間は新幹線と平行して走行する路線、いわゆる平行在来線です。

 

北陸新幹線は整備新幹線という後から作られた新幹線で、一般的にはそういう新幹線に平行する在来線は第三セクターへ移管されるはずなんですが、諸説あってこの区間はJR信越線として残っています。 

 

JRの路線なので「手書きのきっぷ」で難なく通れます。

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長野駅。北陸新幹線延伸時にリニューアル。

長野駅へ到着。

 

ここではしばらく乗り継ぎ時間があります。

次の目的地、飯山駅までは第三セクターのしなの鉄道北しなの線→飯山線と移動するのが一般的ですが、今回使用する「手書きのきっぷ」では、JRではない北しなの線を利用することができません。

 

ならばというとですね~

 

北陸新幹線はくたか553号(E7系):長野9:32→飯山9:43

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最初から単距離課金です!

新幹線はJRなので使えるというわけです。

隣の駅までなら安く移動できるという特急券、「特定特急券」を使います。

これは当日にも買えまして、乗車券に大体900円くらい上乗せすると新幹線の自由席に乗れます

 

この長野ー飯山北陸新幹線コースは、この旅行と同じく手書きのきっぷを使った某有名YouTuberの名物企画「最長往復切符の旅」にも使用されています。

一筆書きのきっぷの旅で北信濃を通過する、定石みたいなものです。 

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飯山駅に停車する新幹線は少ない。時間帯によっては在来線を利用する方が早い時もある。

一瞬で下車、飯山駅に到着です。

 

飯山駅は北陸新幹線と飯山線の乗換駅。

北陸新幹線開通前では「東京まで一本でつながる」とは思えないような地方の駅でしたが、現在では立派な駅舎となっています。 

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飯山駅。

駅には長野県で有名なスーパー「ツルヤ」も併設。

かなり面白い商品が並んでいるので、飯山駅で暇をつぶしたい方はぜひ。

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駅前にあるスーパー「ツルヤ」は長野県を代表するスーパーマーケット。

野沢温泉ライナー(バス):飯山駅→野沢温泉→飯山駅

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飯山駅と野沢温泉を結ぶバス、野沢温泉ライナーは観光バスのような車両が使われる。

飯山駅では少し時間をとりまして、バスで野沢菜発祥の名湯「野沢温泉」を目指します。

かつては飯山線「戸狩駅(現戸狩野沢温泉駅)」からバスで移動するのが一般的でしたが、現在は飯山駅からバスで移動するのがメインルートとなっています。

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千曲川沿いを走り約30分、野沢温泉に到着です。

野沢温泉は冬季にはスキー場が賑わいますが、温泉だけとってみてもかなり魅力的です。

 

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野沢温泉大湯は誰でも入浴することができる。入浴料は無料であるが賽銭を入れる箱もある。筆者は気持ち少々入れさせていただいた。

ここ野沢温泉のシンボルとなっている共同浴場「野沢温泉大湯」です。

入浴料無料で、熱々の温泉を源泉かけ流しで楽しむことができます。

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野沢温泉大湯の浴場。

お湯は単純硫黄泉で、薄い緑色。

かなり強い硫黄の香りですが透明です。

あつ湯とぬる湯がありますが、もともとかなり熱い温泉ですのでどちらも熱いことには変わりません。

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天井の高さにも圧倒される。

平日の朝でしたので独占状態。最高~♨

建物の雰囲気もいい感じです。

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野沢温泉の名物「麻釜」。

大湯から少し歩くと「麻釜(おかま)」と呼ばれる「食べ物を茹でる用の温泉」があります。

地元の方が多く利用しており、ここで卵や野沢菜をゆでるという!

これも野沢温泉ならではの光景です。

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野沢温泉の街並みも美しい。布団干し中~。

次回予告

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さて、バスで飯山駅に戻りましてつぎは飯山線へ。

飯山線に使われるのはJR東日本で幅広く見られるキハ110系。

 

ところが、飯山線のキハ110系には至るところに改造の跡があります…

その謎はいったい…?

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飯山線のキハ110系。


次回に続く…

 

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上田の奥地、丸子温泉郷の日帰り温泉を回る~鹿教湯・大塩・霊泉寺温泉~

鄙びた温泉街が特徴!丸子温泉郷

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長野県上田市と松本市の中間付近には、風情のある温泉がたくさんあります。

その中でも昭和の香りが色濃く残る温泉街が特徴の「丸子温泉郷」

国民保養温泉地に指定された鹿教湯温泉、大塩温泉、霊泉寺温泉の3つの温泉があります。

これらの3つの温泉は、松本ー上田間を車で結ぶメインルート、「三才山(みさいやま)トンネル有料道路(2020年9月1日無料化)」につながる国道沿いに位置しており、秘湯ながらアクセスも悪くありません。

 

今回は静かで昭和を感じる丸子温泉郷の3湯を、温泉街とともにご紹介します!

 

鹿教湯(かけゆ)温泉:文殊の湯

「鹿が教えてくれた湯」という独特なネーミングの鹿教湯温泉。由来も文字通りなんだそう。

「路線バス乗り継ぎの旅」など、最近ではテレビ番組への露出も多めで丸子温泉郷の中では1番有名な温泉地です。

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鹿教湯温泉の温泉街。道端では温泉が出ている。

 

ご紹介するのは一般的な観光客でも使いやすい、共同浴場を建て替えた外湯施設が「文殊の湯」

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鹿教湯温泉文殊の湯。日帰り入浴施設となっている。

5つの源泉を混合した源泉かけ流しで、小さいですが露天風呂もついています。

少し熱めの単純温泉で、身体にやさしいお湯です。

 

一般的な共同浴場と異なり、シャンプーやボディーソープなども設置されていますが、

気になる方はアメニティー持参を推奨します!

 

  • タイプ…日帰り入浴施設(設備が強化された共同浴場に近い)
  • 日帰り入浴時間…9:00~21:00
  • 構成…内風呂1+露天風呂1ずつ(男女別)
  • 源泉かけ流し
  • 入浴料…300円
  • アメニティー…シャンプー・ボディーソープ(タオル販売あり)
  • ドライヤー…あり
  • シャワー…あり
  • 混雑…平日〇、土休日△(◎:空いている⇔×:非常に混雑)
  • 泉質…単純温泉(5つの源泉を混合)

 

文殊の湯の近くには五台橋と文殊堂があり、これまた雰囲気が良いです。

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文殊堂と五台橋。文殊の湯から歩いてすぐ。

車で来られる方は鹿教湯温泉交流センターへ!ここの駐車場が利用できます。

 

www.kakeyu.or.jp

大塩温泉:大塩温泉共同浴場

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大塩温泉共同浴場。

丸子温泉郷の中で一番こじんまりとした、マニアックな温泉です。

昼間に訪れると、受付の方も不在で私一人だけ。

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入浴料を箱に入れていざ浴槽へ。

源泉は35℃のため、かなり温めで冬はつらいですが夏場でもゆっくり入れそうな感じです。

夕方になると加温されるという噂を耳にしたことがあります。

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大塩温泉共同浴場の浴槽。

こちらの温泉は無味無臭の源泉かけ流し。

マニアにとっては好感度の高いお湯ですが、観光客向けではないかもしれません。

ラジウムを多量含み、湯船につかると体に泡がつく、長野県では珍しい温泉です。

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小さいほうの浴槽は時間によっては加温されるらしい。

 

  • タイプ…共同浴場(マニア向け)
  • 日帰り入浴時間…14:00~21:00
  • 構成…内風呂2ずつ(男女別)
  • 加温(夕方から)1+かけ流し1
  • 入浴料…200
  • アメニティー…×
  • ドライヤー…なし
  • シャワー…あり
  • 混雑…平日◎、土休日〇(◎:空いている⇔×:非常に混雑)
  • 泉質…単純温泉(低張性アルカリ性高温泉)

 

霊泉寺温泉:霊泉寺温泉共同浴場

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かつて温泉街の入口にある「霊泉寺」が管理していたという、霊泉寺温泉。

温泉街の中心には共同浴場があります。

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霊泉寺温泉の共同浴場。

中に入ると番頭さんがいて、直接現金で支払います。

打ちっ放しのコンクリートのこの雰囲気、最高!

理解ある人にはこの無機質さがたまらないと思います。丸いポストも雰囲気が出ています。

 

脱衣所は狭いですが、浴槽は結構広々としていて深さが浅いので、「寝湯」のように横になるのがベスト。

こちらも無色透明な温泉ですが、かなり持続して身体が温まります。

  • タイプ…共同浴場(マニア向け)
  • 日帰り入浴時間…7:00~21:00
  • 構成…内風呂1ずつ(男女別)
  • 加温(夕方から)1+かけ流し1
  • 入浴料…200
  • アメニティー…×
  • ドライヤー…なし
  • シャワー…あり
  • 混雑…平日〇、土休日△(◎:空いている⇔×:非常に混雑)
  • 泉質…単純温泉(低張性アルカリ性高温泉)

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霊泉寺温泉の温泉街。

奥地で数件の旅館しかありませんが、寺を入口に、共同浴場を中心に据えた温泉街が広がります。

サイズは小さいですけど、その小さい良さがにじみ出ています。

 

週末の夕方には意外と多くの方が訪れていて、マニアでしょうか、若い方もちらほら。

かつての湯治場としての賑わいほどではないにしても、無機質な共同浴場が密かに賑わいます。

ここは「自分の秘密基地にしたい」雰囲気が漂ってますよ!

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温泉街の入口にある霊泉寺。禅宗のお寺。

 

www.reisenjionsen.com

まとめ

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霊泉寺温泉共同浴場の裏。

観光にもすすめたい鹿教湯温泉、泉質が素晴らしい大塩温泉、昭和の温泉街の雰囲気がピカイチの霊泉寺温泉。

どの温泉同士も近い距離ですが、キャラクターが異なっていて湯めぐりのし甲斐があります。

(コロナが収まったら!)つかれた心や傷を、そっとやさしく癒してくれる丸子温泉郷でお気に入りのお風呂を見つけてみるのはいかがでしょうか。

 

 

【篠ノ井線の廃線】開業当時のレンガ造りが現存!漆久保トンネルを歩く

篠ノ井線の廃線跡が遊歩道になっている

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篠ノ井線の廃線跡に見られる「漆久保トンネル」は開業当時の姿をとどめ、トンネル内を歩くことができる。目立った補修跡もない。

 

塩尻―篠ノ井間を結ぶ篠ノ井線。

特急「あずさ」や「しなの」が走行し、信越線に直通することで長野県内の主に塩尻ー松本ー長野間の都市間輸送を担っています。

 

篠ノ井線は峠を複数越える山岳路線で、姨捨駅付近のスイッチバックや日本三大車窓に選ばれた景色が有名です。当ブログでも少し触れたことがあります。

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篠ノ井線のルート。険しい山を縫うように走る。

 

www.toremor.work

 

篠ノ井線の明科ー西条間も険しい区間で、昭和63年に長大トンネルによる新ルートに切り替わりました。

その時に残された旧ルートの一部が、現在遊歩道として開放されています。

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レールは撤去され、ウォーキングコースとして整備されている。歩きやすい。

 

www.toremor.work

 

遊歩道には複数のレンガ造りのトンネルが残されていますが、中でも「漆久保トンネル」は明治時代の開通当時から変わらない姿で現存しています。

 

123年の歴史、漆久保トンネル

漆久保トンネルは、明治30年に開通した長さ53mの小さなトンネルです。

ただし書きには「開業当時から補修工事がされていない」とありましたので、篠ノ井線の電化時に架線を張ったぐらいしか手を加えられていないと考えられます。

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塩尻側の出口にはトンネルの構造を説明する写真がある。

当然トンネルの構造もそのまま。

明治時代の重厚なトンネルの造りを近くで感じることができます。

 

トンネル内に入ると壁面から天井の方まで、すべてレンガ造りであることが分かります。

後からコンクリで補強したりはされていません。

 

黒いすすは蒸気機関車が走っていた当時のもので、今ではレンガの色とのコントラストが良い感じになっています。

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トンネル内は壁面から天井まで、すべてレンガ造りである。

トンネル内には、鉄道が走行していたころの部品も一部残されています。

壁面にあるのはケーブル類の部品ですかね?

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天井には電化されていたころの架線が張った跡が見られます。

碍子が残っているところが、個人的には好きなポイントです。

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トンネルの天井部分。

53mのトンネルを抜けると、出口脇には速度制限標識が残っていました。

この区間では60km/hの制限がかかっていますが、新しく建設された長大トンネルは、ほぼ直線で普通列車でも100km/h近くのトップスピードで通過します。

 

遊歩道となっている旧線には信号場もあったので、新線建設は所要時間短縮にかなりの効果があったのではないかと思います。

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漆久保トンネル、篠ノ井方面の出口。

トンネルの周りにも設備が残る

踏切跡

塩尻方面の出口から明科駅方面に進むと、踏切が残っています。

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レールは撤去されているが警報器は現存。

独特なアーチ構造:小沢川橋梁

トンネル脇からは小さな沢の橋梁が現存しており、実はここもかなりの見どころです。

谷底までは階段が整備されています。

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橋梁というよりは水路に近い。

降りた先にはこれまたレンガ造りの水路があります。

レンガの積み方にご注目。

一段ごとに異なる向きでレンガが積まれ、かなり変わったデザインになっています。

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一段ごとにレンガの積み方が異なる。のこぎり状に出っ張る段と普通の段がある。

普通の方向に積まれている段と、アーチの軸の向きに積まれている段があります。

このような造りは全国的にも極めて稀なんだそう。

建築には疎いのでよくわかりませんが、確かにこんな造りのアーチ橋は見たことがありません。

 

距離標や注意書き

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線路脇の距離標。

ウォーキングコース脇にはたびたび鉄道標識が残っています。

復元されたものではなく、こちらも当時のまま。

 

探しながら歩いてみるとなかなか楽しいのでおすすめです。

別のエリアには中継信号機が残っているらしいです……

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日本国有鉄道の「日本国有」が消されている?

いたるところで見られる「林内に立ち入らないこと」の看板。

よく見ると「日本国有」の文字が消されているようにも見えます。

 

アクセス

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明科駅に停車していた末期の「おはようライナー」。189系が使用されていた。

明科駅から「駅からウォーキング」もできるのですが、かなりの辺境の地なのでマイカーでの訪問をおすすめします。

鉄道マニアでなくても楽しめると思いますよ~

 

 

www.azumino-e-tabi.net

 当ブログは鉄道コムに登録しております。

情報量も多そうなので、もしよかったら覗いてみてください。

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サンライズ号のシングルデラックス限定アメニティー【在宅シリーズ①】

外出自粛中に鉄道グッズを整理!

世間はコロナウイルスで外出自粛!

 

あちこち移動したい気持ちは山々ですが、

鉄道会社も苦渋の決断で多くの列車を運休させたりしている訳ですから

感染を拡大させないために、筆者も運休です。

 

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いつもより人が少ない新宿駅。

 

ところで筆者は片付けが大の苦手で、普段なかなかやらないんですけど

外出自粛をいい機会と捉えて「そうだ片付け、しよう。」と。

 

床にたまった(!)書類とかから片付けると鬱になるので、

まずは鉄道グッズの整理から入ることにしました。

 

その掘り出し物を皆様に「見て~!」ってやっていったん片付けの進捗を止め、

ゆるく在宅を楽しもうという……

 

よろしくお願いいたします。

 

 

寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」のシングルデラックスとは?

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シングルデラックスは、日本最後の定期寝台特急「サンライズ」号の最上級グレードの客室で、一人用のA寝台個室となっています。

 

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サンライズ号の案内図。シングルデラックスは2両の2階部分のみ。

シングルデラックスは「出雲」に6部屋、「瀬戸」に6部屋あり、合わせても12室しかありません。

一般的には予約が取りにくい部屋とされています。

 

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サンライズ瀬戸、シングルデラックスの寝台券。

 きっぷを発券するとこんな感じの横長のサイズで出てきます。

寝台券はこのサイズ!懐かしいと思われる方もおられるかもしれません。

 

乗車当時はブログなど書いてませんでしたので雑な写真ですが、簡単に車内の紹介を。

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シングルデラックスの設備。この両方で一室。

洗面台とテーブルがついているのが特徴です。

ビジネスホテルの一室に入った感覚と似ています。

 

ベッドは線路と平行方向に配置されています。

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ベッドから眺めるシングルデラックスの車内。

 A寝台限定アメニティーの中身を全て紹介!

このシングルデラックスに乗車する最大の(?)メリットは、限定のアメニティーがもらえることです。

 

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サンライズ限定アメニティー。

 限定グッズはこんな巾着袋に入っています。

乗車時に声をかけなくても、シングルデラックスに乗車すれば確実に巾着袋を手に入れることができます。

 

巾着袋の中身は結構、いろいろなものが入っています。

 

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アメニティーの中身。

写真中央上部に見える袋の中にはタオルが入っています。

これ、サンライズの絵柄が入っているわけではなく、ただの薄い無地のタオルです。

 

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白いビニール袋には無地の薄いフェイスタオルが入っている。

 靴磨き、ゴミ袋はビジネスホテルでも見覚えがありそうなデザインです。

 

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 基本的なアメニティーは資生堂のものです。

実はかなりのラインナップなんですよ…

 

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歯ブラシ、髭剃り、櫛、シェービングフォーム、洗顔フォーム

 洗顔フォーム、良さそうなパッケージですけどもったいなくて使えません…

ポケットティッシュや綿棒、ガーゼもついてきます。

女性も安心。

 

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何の変哲もないアメニティーのポケットティッシュ。

 

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ヘアゴム、綿棒、ガーゼ。

髪の毛方面のアメニティーも充実しています。

これらもすべて資生堂シリーズ。

 

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シャンプー、リンス、ボディーソープとヘアセット系。

 シャワーキャップももちろんあります。

 

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シャワーキャップ。

そしてそして、個人的にお気に入り第1位のものが、この石鹸です。

JRの文字が彫り込まれたプラスチックケースに入っています。

 

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JRの金色の文字が光る、石鹸と石鹸ケース。

これは確かトワイライトエクスプレスのアメニティーと同じだったかと思います。

 

おまけ:サンライズ号のシャワー

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サンライズのシャワー室。脱衣所、ドライヤーもついている。使用後は清掃ボタンを押そう。清掃中の音量注意。

シングルデラックスに乗車するメリットとして、A寝台専用のシャワー室が利用できる点があります。

A寝台6部屋分にシャワー室が1室ですので、シャワー争奪戦になることはほぼありません。

 

サンライズのシャワー室はシャワーカードが必要で、1回6分使用できます。

時限爆弾みたいですけど、シャワーを止めている間はカウントダウンが止まるので大丈夫です。

意外と6分は長いので、落ち着いてシャワーを浴びることができます。

 

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サンライズのシャワーカード。写真はA寝台用のものであるが、B寝台でもシャワーカードを購入すれば別のシャワー室を利用できる。ただし、シャワーカードはよく売り切れます。

 しかし、脱衣所のドライヤーが致命的に弱いんですよね……

ご乗車の際はご注意を。

 

コロナが収まったらまたサンライズ乗りたいですね~

 

P.S.

最近、こちらの鉄道コム経由で多くのアクセスをいただいております。ありがとうございます。

ちょくちょくこちらのサイトの鉄道ブログランキングに入れてもらえるようになったので、このブログも登録させていただきました。

 

 鉄道コム

 

「鉄道コム」は鉄道好きの皆さんによってつくりあげられるサイトで、情報も多くて良い感じです。ぜひ覗いてみてください!